日本は「核兵器不拡散条約」の確実な履行を 中国外交部

© 新華社

日本は「核兵器不拡散条約」の確実な履行を 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の汪文斌報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月20日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は20日の定例記者会見で、日米両政府が23日の首脳会談後に発表する共同声明で、核戦力の透明性を高め核軍縮を進めるよう中国に呼び掛ける方向で調整しており、日本の岸田文雄首相が掲げる「核兵器のない世界」に向けた協力も明記する見通しになったことについてコメントを求められ、次のように述べた。

 米国は本当に核軍備抑制問題に関心があるなら、国連文書と国際的共通認識に沿って、核軍縮における特殊かつ優先的な責任をしっかりと引き受け、検証可能で不可逆的かつ法的拘束力のある方法で、核兵器の一層大幅かつ実質的な削減を続け、世界と地域の戦略的バランスと安定を守るために貢献すべきである。

 日本は長期にわたり核兵器の被害国を自任し、核兵器のない世界の実現を掲げながら米国の「核の傘」を享受しており、米国の核兵器先制使用政策の放棄に反対、妨害している。核軍縮における日本の立場は偽善的で矛盾している。

 日本の政治家がこのほど、米国との「核共有」を妄言し、自国が約束した「非核三原則」を打ち破り、米国の核兵器を導入しようと試みている。中国と国際社会は深刻に懸念している。日本は言動を慎み「核兵器不拡散条約」の義務を確実に履行し、地域の平和と安定を守る上で責任ある態度を取るべきである。

 中国は一貫して自衛防御の核戦略を揺るぎなく堅持し、核戦力の規模を国家の安全保障に必要な最低限のレベルで維持してきたことを強調したい。中国は核兵器先制不使用の政策を一貫して守っている。いかなる国も中国に核兵器を使わない限り、中国の核兵器を心配する必要はない。これは最も実質的意味を持つ「透明性」である。