長崎県陸上選手権 男子1500メートル 後田(創成館高)3連覇

【男子1500メートルタイムレース10組】最後の直線でトップに立つ後田(創成館高、左端)。2位に井口(瓊浦高、右端)、3位に一ノ瀬(皇学館大、中央)が入った=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上の長崎県選手権第1日は20日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、男子1500メートルは後田築(創成館高)が3分52秒09で競り勝ち、3連覇を飾った。井口愁斗(瓊浦高)が3分53秒19で続いた。
 女子走り高跳びは池田アユミ(長崎女高)が1メートル68を1回で成功して優勝。男子三段跳びは6回目に15メートル42を跳んだ松下洸己(佐世保市陸協)が制した。400メートルリレーの男子は長崎南高Aが41秒26、女子は純心女高が47秒76で1位だった。

◎井口(瓊浦高)健闘2位 県高総体 好勝負の予感

 ラスト勝負になった男子1500メートルは、昨夏のインターハイで7位入賞した後田(創成館高3年)が3分52秒09で貫禄勝ちした。残り1周を前に飛び出す積極性を見せた井口(瓊浦高2年)が、自己記録を約3秒縮める3分53秒19で2位。僅差の3位に入った一ノ瀬(皇学館大3年)も序盤からレースを引っ張った。
 持ち記録が3分47秒14の後田と、3分47秒25の一ノ瀬。この2人が軸になるとみられていたレースは、終盤に井口が抜け出す展開になった。最後は「本命」が譲らなかったが、2週間後に控える県高総体でのさらなる好勝負を予感させた。
 けがで出遅れていた後田は、これが今季2レース目。「練習が積めていない中でまずまずの結果。飛躍の年にしたい」と先を見据えた。井口は「後田さんに勝てば自信になる。高総体は勝負にこだわる」と意気込んでいた。


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