海辺彩る「マツバギク」 新上五島・頭ケ島キリシタン墓地

マツバギクが満開になったキリシタン墓地を見学する観光客ら=新上五島町

 長崎県新上五島町友住郷、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ケ島の集落」にあるキリシタン墓地でマツバギクが満開。鮮やかなピンクの花が一帯を明るく染め上げ、観光客らも足を止めていた。
 マツバギクは南アフリカ原産でハマミズナ科の多年草。今年は例年より早く、4月末ごろから咲き始めた。同集落インフォメーションセンターによると、6月ごろまでが見頃という。
 17日、三重県から親族ら6人で観光に訪れていた佐藤香代さん(65)は「上五島観光は初めて。頭ケ島教会の見学もできたし、満開の時季に当たって良かった。とてもきれい」と喜んでいた。

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