逃げ惑う通行人 元ボクサーが街中で狂気のシャドーボクシング 「生きててよかった」本編映像

劇場公開中の、木幡竜主演の映画「生きててよかった」から、木幡竜演じる元プロボクサーの主人公・創太が、あふれる衝動を抑えきれず、街中でシャドーボクシングをするシーンの本編映像が公開された。

公開されたのは、医者にもジムの会長にも妻の幸子にも闘うことを止められて一度は諦めたものの、再び闘いのチャンスを得た創太が、沸き立つ興奮と衝動を抑えきれず、道行く人たちには一切目もくれずに、街中でシャドーボクシングをしながら地下格闘技場へと足を運ぶシーン。ただものではない気迫と狂気を帯びた創太の姿に、思わず通行人も逃げ惑う様子が映し出されている。闘うことでしか生きる価値を見いだせない男が息を吹き返す様子を、狂熱的かつ滑稽に描き出している。

「生きててよかった」は、年齢と体の限界を超えてもなお、闘い続けることにしか生きる価値を見いだせない元ボクサーの創太を描いた作品。創太を演じる木幡竜は、プロボクサーの経歴を持つ俳優で、「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」では、ドニ―・イェンらと並び、悪玉のトップを演じた。本作品で木幡は、過酷な減量とトレーニングを重ねて体脂肪率3パーセントまでしぼり上げた鋼のような肉体で、ボクシングと総合格闘技を融合させた本格アクションを見せる。監督・脚本は、「くそガキの告白」の鈴木太一が務める。

【作品情報】
生きててよかった
新宿武蔵野館ほか全国公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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