スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦オートポリスは木村偉織がポール・トゥ・ウインで今季2勝目

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦は5月22日、大分県日田市のオートポリスで21周の決勝レースが行われ、オープニングラップからリードを広げた木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が快勝。第7戦に続く今季2勝目を飾った。

 朝から晴天のもと迎えたスーパーフォーミュラ・ライツ第9戦。前日の第7戦で初優勝を飾った木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)がポールポジション、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が2番手というグリッドで8時20分にフォーメーションラップのスタートを迎えた。

 スタートでは、2番手の太田が好発進をみせ1コーナーでアウトから木村に並ぶが、インを木村が死守。2〜3コーナーの攻防でトップを守り、太田が2番手、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)が3番手に続く。ただ1周目から4番手につけた菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が野中の背後にピタリとつけていった。

 トップに立った木村はこのレースに向けてタイヤを温存しており、序盤からプッシュを続け2番手の太田との差を築いていく。5周目には1分38秒736というファステストラップをマークし、4.440秒のマージンを築いた。2番手の太田の後方では、野中、菅波、さらに平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)と5台が等間隔でレースを展開した。

 そんな戦いの一方、首位の木村は長丁場の21周のレースで1分39秒台のラップタイムで走り抜け、最後は16.570秒のマージンを太田に対し築いてみせた。これで木村は2勝目をマーク。2位争いは最後まで順位の変動はなく、太田が2位、野中が3戦連続の3位となった。

 4位は菅波、5位は平良、6位は小高という結果に。マスタークラスはスタートから逃げ切った今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が今季4勝目を飾った。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦オートポリス

決勝結果

Pos. No. Driver Car Engine Laps Grid

1 1 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 21 1

2 2 太田格之進 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 21 2

3 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 トムスTAZ31 21 3

4 50 菅波冬悟 Byoubugaura B-MAX Racing 320 スピースA41 21 5

5 38 平良響 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 21 4

6 37 小高一斗 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 21 6

7 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 21 8

8 63 平木玲次 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 21 7

9 10 川合孝汰 Rn-sports 320 スピースA41 21 9

10 62 平木湧也 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 21 10

11 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 21 11

12 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スピースA41 21 12

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 1’38.736 4/21
ペナルティ:No.30は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦 スタート
太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)
菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦 表彰台
マスタークラスを制した今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
シャンパンファイトで喜びを表す木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

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