中国の玩具輸出額、21年は37.8%増 国内販売も好調

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中国の玩具輸出額、21年は37・8%増 国内販売も好調

貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州恵水県の幸福移民社区の唐人坊産教融合基地で、組み立てを終えた中国人形「唐娃娃(タンワーワー)」。(3月1日撮影、貴陽=新華社記者/楊文斌)

 【新華社上海5月22日】中国玩具・ベビーキッズ用品協会がこのほど発表した2022年の中国の玩具、ベビー・キッズ用品産業発展白書によると、中国の21年の玩具(ゲーム除く)輸出額は前年比37.8%増の461億2千万ドル(1ドル=約128円)だった。中国市場の小売販売額も850億元(1元=約19円)を超え、主要なベビー・キッズ用品の販売は安定した増加を見せた。

 輸出の伸び率は37.8%と過去5年で最大となった。17~20年の伸び率は、17年が30.2%、18年が4.7%、19年が24.1%、20年が7.5%だった。

 最大の輸出先は米国で、輸出額は57.3%増の134億8千万ドル。玩具輸出総額の29.2%を占め、シェアは前年から3.7ポイント拡大した。2位以下は英国、日本、韓国、ドイツ、オランダ、メキシコ、ロシア、オーストラリア、マレーシアの順で、輸出総額は135億9千万ドルと対米輸出額とほぼ同じだった。

 ベビー・キッズ用品の主要品目、ベビーカーの輸出額は17.0%増の14億9千万ドルとなった。最大の輸出先は米国で34.0%増の4億5千万ドル。ベビーカー輸出総額の30.1%を占め、シェアは前年から3.8ポイント拡大した。

中国の玩具輸出額、21年は37・8%増 国内販売も好調

江蘇省宿遷市で開かれた無形文化遺産マーケットで、しん粉細工に興味を示す子ども。(2020年6月13日撮影、南京=新華社記者/季春鵬) 

 国内の玩具小売販売額は9.6%増の854億6千万元。ベビーカーは2.1%増の145億元、哺乳瓶は2.6%増の65億8千万元、チャイルドシートは16.5%増の59億2千万元だった。

 重点電子商取引(EC)プラットフォームの主要玩具類の平均販売価格は、「盲盒(ブラインドボックス)」が29.0%増の112.4元と最も高い伸びを示した。一方、ままごと用品は4.1%、フィギュアは3.2%、ミニカーは2.3%それぞれ減少した。

 安全性と価格以外で購入の決め手となったのは、玩具全体が「好み」で40.4%と最も高かった。チャイルドシートと哺乳瓶は「機能性」がトップでそれぞれ52.3%、69.3%、ベビーカーは「快適さ」で65.8%だった。

 同協会は輸出の伸びが過去5年で最大となり、国内市場で玩具と主要ベビー・キッズ用品の販売が安定して増加した要因について、コストの上昇や新型コロナウイルスの散発的な発生、一部地域での電力制限、生産制限などの困難と圧力に対し、国内の関連企業が産業体系の整備、製造能力と開発設計能力の向上、国内取引と貿易の一体化経営を通じて、品目増加、品質向上、ブランド構築の各能力を効果的に増強したからだと指摘した。

 22年については、国内外の環境が一段と複雑さを増し、一部の突発的要素が予想を超える状況になっていることから、業界全体が産業化、スマート化、集積化を特徴とし、「中国製造(メイド・イン・チャイナ)」から「中国創造(クリエイティブ・イン・チャイナ)」、「中国製品」から「中国ブランド」への転換を後押しすべきだとの考えを示した。