【地図記号クイズ】竹林にそっくり?パンダのごはんとしてもお馴染み「〇地」

旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね! そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね!

今日の地図記号は「笹地」

「竹林」とよく似た地図記号……!? こちらの地図記号の正解は、「笹地」でした!

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笹地の記号は、笹(ささ)または篠竹(しのだけ)がすきまなく生えているところをあらわします。

竹林の記号と似ていますが、下の横棒があるのが「竹林」、ないのが「笹地」です。

よく似た地図記号の笹と竹ですが、植物学上も同じ分類であり、見た目もよく似ていますよね。このふたつの植物にどのような違いがあるのか、あなたはご存知でしょうか?

(C)Shutterstock.com

笹は、イネ科・タケ亜科に分類される植物。パンダが食料としたり、子どものころに笹舟で遊んだ思い出がある人もいるかもしれませんね。

一般には、背が高いものは「竹」、低いものが「笹」とされています。種類にもよりますが、竹は、草丈が約15m以上のものが多く、笹の場合は1~2m程度の種類が多く、竹よりも低いことが特徴です。

生育後の竹にはタケノコの竹皮は落下しますが、笹はタケノコの竹皮が付いたままであることや、竹の葉脈は格子状に対して笹の場合は平行であること、さらに、竹は多くの種類が1つの節から2本の枝を伸ばし、笹の場合は3本以上の枝を伸ばすことも大きな違いです。

番号:93

名称:笹地

適用:笹地は、笹又は篠竹(しのだけ)の密生している地域に適用する。

参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html

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