ロレックス ヨットマスターⅡ「レガッタクロノグラフ」【今週の逸本 Vol.147】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、ロレックス・プロフェッショナルコレクションからヨットマスターⅡをご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランドがROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

ロレックスの中で唯一無二の機能を持ったレーシングモデル

今回ご紹介するのは、ロレックス・プロフェッショナルコレクションのひとつ『ヨットマスターⅡ』。

ヨットマスターシリーズは“洋上”をテーマに掲げている時計で、その名の通りヨット(セーリング)と非常に関わりが深いモデルだ。

ヨットマスターⅠ(※)が、機能性とスタイルを融合させたラグスポモデルだとすると、ヨットマスターⅡはレースに出場するセーラーたちのためのレーシングウォッチである。
※製品に「Ⅰ」の明記はなし。ここでは便宜上「Ⅰ」と記述しています。

その最たる所以が「レガッタクロノグラフ」の存在だ。

ヨットマスターII

レガッタクロノグラフとは、カウントダウン機能を備えたクロノグラフのこと。

他の競技同様にスピードを競うヨットレースの世界では、計測の正確さがカギを握る。スタートと同時にクロノグラフのボタンを押していては正確な計測などできないため、カウントダウン機能が必須。そこで作られたのがこのレガッタクロノグラフなのだ。

本モデルは10分〜1分のカウントダウンがプログラムできるようになっており、インデックスの内側にある青枠内の数字を選択するだけで、簡単にカウントダウンを開始できるようになっている。

ヨットマスターⅡは2007年にデビューしているが、本モデルは2017年にリニューアルされたモデル。

その前身は2013年のモデルで、前期型・後期型と区分けをされることも。大きな違いは針で、前期型にはシンプルな青針が搭載されていたが、後期型は時針にベンツ針を採用し、全体にロジウムコーティングを施したものが採用されている。

ベゼルはブルーのセラミックベゼルを採用。文字盤のスモールセコンドと調和してマリンスポーツ感あふれる印象だ。

ブレスレットは、ヘアライン仕上げとミラー仕上げのコンビネーションになっており、ラグジュアリーさも兼ね備える。一軸四針のため時計自体はボリューミーになるが、この重厚感こそ味というもの。

ロレックスの数あるコレクションの中でも、レガッタクロノグラフという唯一無二の機能が搭載された1本。この鮮烈な個性を、ぜひあなたのコレクションに加えていただきたい。

ROLEX
ヨットマスターⅡ
品番:116680
素材:ステンレススチール
サイズ:縦44㎜×横44㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ホワイト
販売価格:2,680,000円(税込)※国内正規USED品
【付属品】
外箱、内箱、国内正規保証書(2019年12月)等が付属
※価格は2022年4月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

『ヨットマスターⅡ』はロレックスの中でもネームバリューがあって、芸能界での愛用者も多いモデルです。

レガッタクロノグラフの機能性はもちろんですが、デザインも秀逸なので見た目で選ぶ人も多いかと思います。実際、身につけていれば目を引くことは間違いありません。

とても爽やかなカラーリングでこれからの季節にもピッタリ。 ぜひ注目していただきたい1本ですね。

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