東急リバブル、銀座に新築の集約型販売拠点 VRで室内再現、販売経費を大幅削減へ

(提供 日刊不動産経済通信) 東急リバブルは、新築マンションと新築戸建ての集約型の販売拠点「銀座サロン」を14日に開設した。モデルルームやコンセプトルームは設置せず、デジタル技術を駆使して、VRによるバーチャルシアターやAIアバターで案内する。自社開発の新築分譲マンション「ルジェンテ」シリーズや受託販売する新築物件の案内を行う。初弾の販売案内は、東京・豊島区の「ルジェンテ駒込六義園リビオレゾン」(総戸数51戸)。

デジタル技術を活用し、1拠点で継続的に複数物件のリアルな体感ができるようにする。VR内覧システム「ROOV」により3方向の壁面と床に投影した3DCGで原寸大の室内空間を再現し、生活導線の確認やインテリアのシミュレーション、各階からの眺望投影など実際に室内にいる感覚で入居後のイメージを体感できるようにした。エントランスでは受付窓口としてAIアバターが顧客と会話しながら予約の確認や各コーナーへの誘導を行う。AIアバターは販売案内の次弾となる「ルジェンテ池袋立教通り」からの導入となる。

新築物件の集約型販売拠点は同社で初。状況をみながら、将来的には他拠点の開設も検討する。完成前の販売で必要な販売所の確保や建設費用と維持費の負担を削減でき、模型や展示物も物件ごとにデジタル化するため、開発事業主の大幅な販売経費の削減と準備期間の短縮ができる。事業主へ訴求し活用を進めていく。サロンは完全予約制。住所は東京都中央区銀座1―8―19 キラリトギンザ8階。東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅から徒歩2分など。各地下鉄駅やJR駅からのアクセスの良さと銀座ブランドでのPR効果を狙い、立地を選んだ。

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