栃木プロレス、宇都宮でイベント ジャガー横田さんも登場

ジャガー横田選手(中央)らが技の応酬を繰り広げた栃木プロレスのイベント=22日午後、宇都宮市本町

 栃木県を拠点に活動するプロレス団体「栃木プロレス」のイベントが22日、宇都宮市本町の県庁前芝生広場で開かれた。団体の中心的存在の大谷晋二郎(おおたにしんじろう)選手(49)が大けがで不在の中、「プロレス界の女帝」と呼ばれるジャガー横田(よこた)選手(60)らをリングに迎え、熱戦を繰り広げた。

 大谷選手は4月の都内での試合で負傷し、頸髄(けいずい)損傷と診断された。復帰を目指して治療中の大谷選手を支援するため開設された「応援募金」の応援団長をジャガーさんが務めており、助っ人として加わった。

 この日は5試合が組まれ、ジャガーさんは6人タッグマッチに出場した。リングから場外にも飛び出して技の応酬を繰り広げ、ファンが間近での熱戦に見入った。宇都宮市富士見が丘1丁目、自営業佐久間基(さくまもとい)さん(47)は「生で見ると臨場感が全然違う。栃木を代表するスポーツ団体に成長してほしい」と話した。

 栃木プロレスは昨年6月、新型コロナウイルス禍で沈みがちな社会をプロレスで元気づけようと発足。県内各地のイベントなどで試合を行っている。

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