中国のモノ貿易額、21年は30%増 商務部

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中国のモノ貿易額、21年は30%増 商務部

 黒竜江省綏芬河(すいふんが)鉄道通関地の構内。(4月19日撮影、ハルビン=新華社配信/曲芸偉)

 【新華社北京5月23日】中国商務部の盛秋平(せい・しゅうへい)副部長は20日、共産党中央宣伝部が開いた「中国のこの10年」シリーズの記者会見で、2012年11月の共産党第18回全国代表大会以降、国内取引と貿易の質の高い発展が歴史的な成果を収め、国民経済の発展と世界経済の回復に重要な役割を果たしたと紹介し、具体的に以下の5点にまとめて説明した。

 ①貿易大国としての地位が絶えず強固になった。中国は13年に世界一のモノの貿易大国となり、20年にはモノの貿易、サービス貿易の総額で世界一になった。21年のモノの貿易額はドル建てで前年比30%増となり、5兆ドル(1ドル=127円)を飛び越し、一気に6兆ドルの大台に乗り、過去最高を記録した。輸出の世界シェアは15.1%になった。

 ②貿易構造が絶えず改善された。中西部地区が貿易全体に占める割合が顕著に高まり、民間企業が貿易をけん引する役割がさらに際立った。自動車や船舶などのハイテク製品、高付加価値製品が新たな成長分野となり、自動車輸出は12年の2.5倍になった。

 ③貿易の革新的発展の成果が顕著だった。貿易の新業態、新モデルが次々と出現した。越境EC(電子商取引)総合試験区は132カ所に拡大し、試験区の企業が建設した海外倉庫は2千カ所を超えた。市場調達貿易の試行地区も31カ所に増えた。

 ④市場の多元化が積極的な成果を収めた。アジア、中南米、アフリカなどの新興市場を積極的に開拓した。貿易パートナーが絶えず増加し、市場構造が日増しに改善された。26カ国・地域と19の自由貿易協定(FTA)を結び、FTA締結国との貿易額が貿易額全体に占める割合は35%になった。

 ⑤国民経済の発展と世界経済の回復に対する貢献が際立った。貿易は経済成長をけん引する3本柱の一つで、1億8千万人の雇用を創出している。21年の国内総生産(GDP)伸び率に対するモノの貿易とサービス貿易の寄与率は20.9%で、GDP伸び率を1.7ポイント押し上げた。世界の輸入増加に対する中国の輸入の寄与率は13.4%で、世界経済の回復を大きく促した。