進退は判決後 葉山・覚せい剤議員

 覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪で起訴された葉山町議の細川慎一被告(41)は5日、自身の進退について「(覚醒剤事件の)判決をもって皆さまにご報告を申し上げます」と明らかにした。弁護人を通じてコメントを発表した。初公判は27日に開かれ、判決言い渡しは5月中旬になる見込みという。

 細川被告をめぐっては、追起訴された時点での住所が葉山町外だったことを受け、葉山町議会は被選挙権(市町村の区域内に居住)の有無について調べる地方自治法100条に基づく調査特別委員会を設置。細川被告はコメントで、一時身元引受人宅に身を寄せていたとした上で、「3月末に葉山町内に新居を構えることができ、裁判所からも許可をいただきました」などと説明している。

 同被告は横浜市内で2月、路上に駐車中の自動車内で覚醒剤を所持したほか、市内のコンビニエンスストアのトイレ内で覚醒剤を使用したとして横浜地検に起訴され、現在は保釈中。コメントは本人の「手紙」として、葉山町議会にも送ったという。

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