【NOMADS’】新宿FACEに超満員の観衆が集まり『NOMADS’』がフリーランス新時代の扉を開ける!

フリーランスサミットNOMADS’が20日、東京・新宿FACEにて第1回大会を開催した。

フリーランスサミット『NOMADS’』
日時:5月20日(金)
会場:東京・新宿FACE
観衆:470人(超満員札止め)

『NOMADS’』はフリーランスの、フリーランスによる、フリーランスの為の大会をテーマに2021年2月、実行委員の夏すみれ、山下りな、雪妃真矢、高瀬みゆきが開催を発表すると話題となり、全参戦選手の発表前にチケットが完売、増設した席もすぐに完売する注目の大会となっていた。

試合に先立ち発起人の雪妃真矢、山下りな、石黒レフェリーが挨拶と諸注意を説明すると、3人が大会プロデューサーの夏すみれを呼び出す。

すると試合コスチュームで夏すみれが登場し、高瀬みゆきとの5分間エキシビションマッチが行われた。

▼エキシビション(5分間)
夏すみれ △
vs
高瀬みゆき △
(時間切れ引き分け)

5分間のエキシビションマッチが終了し、夏が大会の開催を宣言。

▼第1試合 15分1本勝負
本間多恵 〇
vs
花園桃花 ×
(8分15秒、多恵ロック)

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▼第2試合 30分1本勝負
米山香織〇&真琴&尾﨑妹加
vs
清水ひかり&網倉理奈&櫻井裕子×
(10分13秒、後方回転エビ固め)

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▼第3試合 小林香萌復帰戦(15分1本勝負)
松本浩代 〇
vs
小林香萌 ×
(11分54秒、エビ固め)
※ライガーボム

ついに小林香萌 が帰って来た!

昨年の7月より休業していた小林は気合が入った表情でリングに入るや仕上がった体で松本と対峙した。

休業明けとは思えない程、動きはシャープであったが松本の破壊力のある攻撃に押される展開へ。

粘る小林も最後は松本のライガーボムでついに決着。

試合後、敗れた小林はマイクを手に取り「ここに戻って来れて最高だーー!!」、そして「これからの小林香萌にご期待ください!!」と言い残しリングを去った。

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▼セミファイナル 第4試合 20分1本勝負
SAKI▲&安納サオリ
vs
朱崇花&優宇▲
(19分23秒、両者リングアウト)

セミは安納と朱崇花が序盤から激しいつばぜり合いを展開し、最後は感情が爆発した両者が試合もそっちのけで場外でやり合ううちに両者リングアウトとなった。

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▼メインイベント 第5試合 20分1本勝負
高瀬みゆき&水波綾〇
vs
山下りな&雪妃真矢×
(19分33秒、片エビ固め)
※ホットリミット

メインは激闘の果て水波が先輩の貫録を示し、雪妃からタイムオーバーぎりぎりのタイミングで強烈なラリアットからホットリミットにつないで3カウントを奪取した。

■試合後のリング上

水波「ご来場のお客様、そして配信をご覧のお客様、NOMADS’いかがでしたかー?今日というこの場は夏すみれ、山下りな、雪妃真矢、そして高瀬みゆき、この人たちが実行委員として開催しなければ、こんな素敵な空間はありませんでした。本当に大変だったと思うけど、この場で試合をさせてくれて本当にありがとうございました。実行からこうやって結果に移して、本当に…本当になんて言うんでしょう。こういう方たちが後輩にいてくれて本当に頼もしいです、私は。

本当に、あれ?すみません、自分の自主興行でもなんでもないのに(涙ぐむ水波)。雪妃も世界に行きたいとか、アメリカで試合したい、海外で試合したいって思って今日は自分と対戦したいって言ってくれてたけど、その思いとか願いは必ず信じれば、必ず実行できるから、それだけです、私が言えるのは。もうあとは任せるよ、有難う!」

雪妃「完膚なきまでに叩き潰されちゃって。噛んじゃうよ。ギッタギタに叩き潰されましたよ。えーっと、フリーになって今年からフリーなんで1年目。足りないものがあまりにも多いと今日感じさせられました。だけど私は夢を諦めないですし、アメリカでもイギリスでも海外で試合したい思いは変わらないし、行ってから得るものだってあると思ってるから、突き進みますよ。高瀬も山下さんもすでにアメリカで試合をしていて、高瀬もアメリカで決まっていて、言わずと知れた水波さんはすでにアメリカでも活躍されていて、あとに続けるように私も精進します。本日は有難うございました。」

夏「水波さん、本当に有難うございました!我々4人のアニキ分としてこれからも見守っていただければと思います。よろしくお願いします、有難うございました。改めましてNOMADS’新宿大会、ご来場いただきまして有難うございました。こんなにもね、満員の会場で素晴らしい選手たちをこうして一堂に集めることが出来て、今日でプロレスの常識が変わったんじゃないかなって。私は今日、リングの外からですけれど、見てて感じました。皆さんがどう感じてくださったかは、のちのちね、いろいろ声を聞かせていただけたらなと思いますので、ぜひぜひ今後とも、今日出場してくれた選手、全員のことを応援して見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。ちょっと寂しい気持ちもありますが、本日全5試合終了いたしました。ここでですね、本日参戦していただいた選手にまた再びここリング上に登場していただきたいと思います。」

夏「またこうしてこういう大会を作れるように我々一同、精進していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。最後の大会の締めはNOMADS’のキャッチコピー『ノーホーム・イエス・アンビシャス!NOMADS’!!』で、大会締めたいと思います。皆さんよろしいでしょうか?最後までご観戦いただきまして、誠に有難うございました。これからも応援よろしくお願いします。行くぞーーー!ノーホーム・イエス・アンビシャス・NOMADS’!有難うございました!!」

そして次回大会のアナウンスが行われ、8月5日(金)に第2回大会が開催される事となった。

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➡次ページ(試合後バックステージコメント)へ続く

▼試合後バックステージコメント

山下「NOMADS’新宿FACE大会有難うございました。」

高瀬「私から行きましょうかね。本当にまだまだ2,3カ月あるなと思ったところから、急に気づいたら2週間前になっているような感じですごくビックリしながら、急いで必死に興行に向けてみんなで頑張ってきたんですけど。こんなに沢山のお客さん、FACEの間引いてないこの満員のお客さんというのが本当に何年ぶりかに体感をして、最高に楽しかったのと、こんなに沢山の人に来ていただけたことが本当にすごくすごく嬉しいです。有難うございます。次回大会も楽しんでもらえるように頑張りますのでよろしくお願いします。」

雪妃「本当に飛ぶように過ぎて終わってしまいました。寂しい。でも本当にお客様がとてつもなく温かくて、参戦してくださった選手の皆様も前半戦からものすごく盛り上げてくださって、メインまでつないでもらって、楽しい空間でした。そして次回大会が早速決まってます。今日から試合後、ミーティングから次回大会に向けて動きますので、次回大会も皆様お待ちしております。有難うございました。」

山下「なんか水波さんに持って行かれて。いやでも、みゆねえと水波さんとユキちゃんとメインで試合ができて、本当によかったなと思うし。水波さんが頼もしい後輩と言ってくれたように、本当に頼もしい先輩がいてくれて、本当に幸せやなって。ましてこんなに頼もしい実行委員がいてくれて本当に感謝です。私はこの興行で昔のプロレス興行みたいに戻るのではなくて、その先に行かなければいけないと思ってますので、次回大会も決まっているので、昔のようなプロレス興行ではなく、今のプロレスを先にみんなと進んでいきたいと思ってますので、またお願いします。今日は有難うございました。」

夏「このNOMADS’自体はだいたい去年の年末あたりに、なんとなく構想が浮かんで。年末から年明けにかけて一緒に運営してくれた3人に順々に声をかけていったという形なんですけど。正直、最初は割とみんなで楽しいことやろうぜみたいな、そういう感覚だったんですね。最初に3人に声をかけた時は正直。だけど、実際に2月に会見をして発表させていただいたときに、自分たちがたぶんとらえていたよりも、もっと大きいものになるんだろうなっていうのを結構発表したときのプロレスファンの方々ですとか、こうして来てくださってるメディアの方々の反応を見て、これは自分が思っていた以上のものになりそうな予感がするなってちょっと思ったんですね。そこからどこか楽しくやれればよくない?という感覚よりかは何か残さないといけないなと思いながら、そういう大会を作っていかなきゃいけないなと思いながらきょうまで過ごして。実際、私は今回はエキシビションで出しゃばりやらせていただきましたけど、実際に第1からメインまで全5試合、試合を通して見させていただいたなかで、やっぱり確信しました。これ続けていったら多分今までのプロレス業界の常識が変わるんじゃないかなと思いました。なんの垣根もないからこそ、選手がすごいノビノビと試合してくれていたような気がするし。正直セミなんかだいぶ大荒れでしたけど、あれなんかまさに団体じゃできないような。自由にやって、っていうコンセプトでやったら自由の方向が大荒れになっちゃったんでね、あれはちょっとビックリしましたけど。そういうのが欲しかったんですよね。選手が自発的にどんどん自分をアピールできる場は必要だとあらためてきょう思ったので。次回大会8月、決まってますけど、このNOMADS’という場をもっともっとキャリアとかそういうものを関係ない場にしていきたいと思いました。本日は有難うございました。」

ーー復帰については?

夏「復帰は、刺激にはなりましたね。見てるとね、ああリング上いきてえって、それはNOMADS’を発表してからいろんなSNSですとか、そういったものの反応を見ていって。私もこの空間で試合したいなという思いが、正直最初は全くなかったんですよ。運営、裏方に専念するつもりだったんですけど、ふくれていって。3人に頼み込むような形で、ごめん5分間だけ試合をさせてくれと言って。今日はみゆねえが相手をしてくれたんですけど。やっぱり私はリング上にいたいなって今日思いました。」

ーー次回大会に向けては?

高瀬「映像でなんか夏がすごいメイクされてましたけど。」

山下「テーマはそこが中心になるのではないかなと。」

高瀬「なりますかね、夏さん?」

夏「今この場であえて言わないですけど、私今年で30歳を迎えるんですね。私もなんとなくざっくりとした目標として20代のうちに復帰がしたいなと思ってて。次回大会が8月5日の金曜日を押さえさせていただいてるんですけど、私の誕生日は8月6日です。」

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