【4月OTC市場】前年比+3.9%/花粉飛散量多く鼻炎治療薬が大幅プラス/インテージ調べ

【2022.05.23配信】インテージヘルスケアは「2022年4月度 OTC医薬品(一般用医薬品) 市場概況」を公表した。それによると、OTC医薬品市場は前年比103.9%だった。例年に比べ花粉飛散量が多かったため、鼻炎治療剤および目薬のアレルギー用、洗眼タイプが大幅プラスで伸長した。

2022年4月度のOTC市場(指定医薬部外品を含む) および主要薬効の主な動向は次の通り。

OTC医薬品市場は前年比103.9%、5年指数(過去5年間の6月の販売金額の平均を100とした場合の指数)は99.8で過去5年間で3番目の数値。

例年に比べ花粉飛散量が多かったため、鼻炎治療剤および目薬のアレルギー用、洗眼タイプが大幅プラスで貢献した。

引き続き、オミクロン株の感染拡大に伴い、解熱鎮痛剤、検査薬、口腔用薬、 鎮咳去痰剤は前年プラス。

前年同月がまん延防止期間、緊急事態宣言期間に含まれていたためか、鎮暈 剤や胃腸内服液、止瀉剤なども前年プラス。

一方、前年同月に比べ気温が高かったため、皮膚用薬(除殺菌)は、手荒れ・保湿、 ひび・あかぎれなどが不調で前年マイナス。

殺菌消毒剤、総合感冒薬、外用鎮痛・消炎剤はマイナスが続いている。

データソースは以下の「SRI+(全国小売店パネル調査)」。
・対象カテゴリー:OTC医薬品(指定医薬部外品含む)
・エリア:全国
・店舗数:約6,000店舗
・対象業態:ドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストア
・データ収集方法:POSデータのオンライン収集

■「SRI+(全国小売店パネル調査)」について
https://www.intage-healthcare.co.jp/service/research/otc/sri-plus/

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