車庫見学やレトロ列車臨時運行 JR岡山支社 DCに合わせ催し

 JR西日本岡山支社は、県などと連携して展開する観光PR「岡山デスティネーションキャンペーン」(7~9月)に合わせ、多彩なイベントで鉄道の魅力を発信する独自の特別企画「おか鉄フェス2022」を7月1日から12月末まで開催する。車庫見学やレトロ列車の臨時運行などを行う。

 7月4日、9月5日には津山駅周辺で、訓練用の運転シミュレーターの操作、線路の巡回や保全に使う軌道自転車の試乗などを体験するイベントを開く。出発地の岡山駅から津山駅までは7月1日に運行を始める新たな観光列車「SAKU美(さくび)SAKU楽(さくら)」で向かう。岡山、新見など5駅でも同様のイベントを準備している。

 因美線沿線の昔ながらの駅舎や沿線風景を楽しむ「みまさかスローライフ列車」を7月23、24の両日、約3年ぶりに復活させるほか、かつて県内で親しまれていた「砂丘」「鷲羽」のヘッドマークを付けた臨時のレトロ列車を走らせる。岡山―尾道間などを結ぶ観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」を特別に夕方に運行して瀬戸内の夕景を楽しむ企画があるほか、スタンプラリーや鉄道グッズの販売イベントも準備している。おか鉄フェスのロゴマークも作成した。

 同支社は「今年は鉄道開業150年、山陽新幹線岡山開業50周年に当たる記念すべき年。今までのご愛顧に感謝を込め、鉄道の魅力を再発見できる催しをお届けしたい」としている。

「おか鉄フェス2022」のロゴマーク

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