住民がいなくなり空き家となる住居が年々増えています。様々な悪影響を及ぼしかねない空き家問題を協議する
会議が大分市で開かれました。
2020年大分市の調査で確認された1年以上使用されていない建物の数は3408件。5年前の調査からおよそ300件増えています。
空き家は、放っておくと害虫が住みついたり、腐敗した屋根や外壁が風で飛んだりするなど様々な問題を引き起こすことから、大分市では空き家の取り壊しや再活用を促しています。
大分市土木建築部 住宅課
岡本 隆憲課長
「せっかく家屋として今まで使われてきた空き家がそのまま朽ちていって使えなくなるのは非常にもったいない。」
こちらの事務所、もともとは住人がいなくなった空き家でした。市の補助金で改装し福祉事業所として再活用しています。
ケアラーズカフェ そらまめ
佐藤 智子代表
「(自分たちの)活動を発信する場所が無いっていうのがあった。(補助金で)事業所を構えてここから発信していける。そういうチャンスをくれた。」
市では取り壊しにかかる費用の一部を助成するなどの制度を用意していて空き家の解消に努めたいとしています。