滝澤、初の猛打賞 4試合連続安打、打率3割超す 22日のプロ野球西武-日ハム戦

 プロ野球(NPB)、埼玉西武ライオンズの滝澤夏央(18、関根学園高出)は22日、札幌ドームで行われた日本ハム戦に2番・遊撃手で先発出場、3安打を放ち、プロ初の猛打賞をマーク。4試合連続安打で打率を3割3分3厘まで上げた。

滝澤夏央選手

 一回表、先頭の川越誠司(28)が安打で出て、通常なら2番に犠打の場面で、複数点狙いの強硬策。日本ハム先発金子千尋(38)の初球、直球を見事に中前にはじき返し、チャンスを広げ、監督の期待に応えた。その後、6番栗山巧(38)の二塁ゴロの間に2点目のホームを踏んだ。
 五、九回にも中前安打し、プロ入り初の猛打賞。5打数3安打1得点1三振。チームは3―0で勝利し、連敗を5で止めた。解説者らは直球を確実に仕留めるミート力を称賛している。
 21日の日本ハム戦は9番・遊撃手で先発出場、第3打席に遊撃内野安打し、3打数1安打。20日の日本ハム戦も9番・遊撃手で先発出場、第3打席に中前安打し、4打数1安打(1盗塁死)1三振。
 支配下登録され、1軍昇格してから8戦連続、遊撃で先発出場し、4戦連続安打をマーク。1軍の球質やスピードにも対応し、進化を遂げている。安定した守備と積極的な走塁も続けている。
 24日から交流戦が始まり、西武は中日(バンテリンドームナゴヤ)との3連戦。セ・リーグのチームを相手にも活躍が楽しみだ。

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