〔焼岳〕噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ(5/24)

気象庁は、24日09:30、焼岳の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げる噴火警報(火口周辺)を発表しました。
同庁によると、焼岳では、山頂付近の緩やかな膨張が続いているなかで、微小な火山性地震が増加している模様です。
同庁は、想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

■防災上の警戒・注意事項
【警戒】
・想定火口域から概ね1km:弾道を描いて飛散する大きな噴石
【注意】
・風下側:降灰、小さな噴石

■対象市町村
・長野県:松本市
・岐阜県:高山市

◆用語解説
・噴火警戒レベル
 火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる。
・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(高齢者等避難):警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
・レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
●レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。【現在の焼岳の噴火警戒レベル】
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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