パドレス・タティスJr.がまもなくスイング再開か 手首手術で離脱中

オフに骨折した左手首の手術を受けた関係で開幕から故障者リストに登録されているフェルナンド・タティスJr.(パドレス)だが、まもなくスイングを再開できる可能性があるようだ。メジャーリーグ公式サイトでパドレスを担当するAJ・カッサベル記者によると、タティスJr.は日本時間5月24日に手首の写真を撮影する検査を受け、患部の状態を確認。もし患部の状態に問題がなければ、ただちにスイングを再開できる可能性があるという。なお、ボブ・メルビン監督はスイング再開の時期について具体的な言及を避けた。

メルビン監督は「バットを握れるほどに骨が治っているかどうかは別として」と前置きしつつも「彼がバットを握るのを楽しみにしていることは知っているし、もちろん我々もそれを楽しみにしている」とコメント。ただし、「我々はまだ(タティスJr.がスイングを再開できるという)ニュースを得たわけではない」と慎重な姿勢は崩さなかった。

タティスは日本時間3月17日に舟状骨の手術を受けた。60日間の故障者リストに登録されているため、予定より早く回復したとしても戦列復帰できるのは最短で6月上旬ということになる。パドレスは「タティスJr.がスイングを再開するまで戦列復帰の明確なタイムテーブルは明らかにならない」との姿勢を崩しておらず、現時点では戦列復帰の時期は不透明だ。5月中にスイングを再開できるようであれば、マイナーでのリハビリ出場を経て、6月上旬の戦列復帰が実現する可能性もある。

パドレスはタティスJr.を欠きながらも開幕41試合で27勝14敗と快調に白星を積み重ね、ドジャースと熾烈な首位争いを繰り広げている。マニー・マチャドがMVP級の大活躍で打線を牽引しているほか、ジョー・マスグローブ、ダルビッシュ有、新人マッケンジー・ゴア、新加入の守護神テイラー・ロジャースらを中心とする投手陣も好調。そこにタティスJr.が復帰すれば、首位を走るドジャースに大きなプレッシャーを与えられるはずだ。

© MLB Advanced Media, LP.