高校野球の名門、東海大相模高を春夏4度の日本一に導いた門馬敬治前監督(52)が今秋、創志学園高(岡山)の監督に就任することが24日、明らかになった。同校が発表した。門馬氏は健康上の理由で昨夏に退任し、休養していた。今後は郷里の神奈川を離れ、再び甲子園出場を目指す。
門馬氏は「高校野球を外から見る機会を持ち、素晴らしさを改めて感じた。選手とともに夢を追いかけ、もう一度チャレンジしたいという思いが沸き上がった」とコメントしている。
東海大を卒業後、母校の東海大相模高でコーチを務め、1999年に監督就任。翌2000年春の選抜大会で優勝すると、11年春、15年夏、21年春も全国の頂点に立った。
昨夏の神奈川大会は新型コロナウイルスの部内感染で途中辞退。22年間の指導で菅野智之投手(読売ジャイアンツ)、大田泰示外野手(横浜DeNAベイスターズ)、小笠原慎之介投手(中日ドラゴンズ)ら多くのプロ選手を輩出した。
創志学園高は甲子園に春夏5度出場している強豪。OBに西純矢投手(阪神タイガース)らがいる。門馬氏は「野球王国・岡山という新しい環境での挑戦をスタートさせたい。『甲子園で感動をともに』という夢に向かって進んでいく」と話している。