訪日観光再開に向け、”小規模ツアー”実証開始 LAとハワイから7名到着

訪日観光再開に向けた小規模ツアーによる実証事業が始まり、初の観光客が来日した。

最も早く到着したのは、日本旅行が受け入れた、ロサンゼルスとホノルルから成田空港に到着する日本航空(JAL)便を利用するツアーで、ロサンゼルスから1人、ホノルルから6人の計7人が来日した。全員がフライトの到着から到着ロビーに現れるまで、約2時間ほどかかった。

ホノルルから到着した、旅行会社社長のネディーン・K・シマブクロさんは、「アメリカを出発するときに1回PCR検査を受けているが、それでもまた、日本に到着する時に検査を受けなければいけないのはとても大変。しかも長い距離を歩かなければいけなかったこと、長時間待たないといけなかったこと、到着してから検査関連に2時間かかったのでとても大変でした。特に私のお客様は年齢が高い方が多いので、きつくなると思う。そのあたりを改善していただければ、ハワイに帰って、自分のお客様達に日本は安全、もう行けると勧めることができると思います」と話した。

実証事業は、5月17日に観光庁が実施を発表。訪日重点地域のアメリカ、オーストラリア、タイ、シンガポールから、国内の旅行会社が行動管理を行う少人数のパッケージツアー形式で、3回目のワクチン接種を済ませた人を受け入れる。7人は2グループに分かれ、東北地方や関東周辺を巡り、31日に帰国する。

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