グラディアント、機械学習企業のSynautaを買収して水事業でAI技術を推進

グラディアントのデジタル・ツインとSynautaのAIの統合により、水と廃水の処理・再利用の強力なモデルが生まれ、エネルギーおよび化学薬品の消費量と運転コストを削減

ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- クリーンテック・ウォーターのソリューションを開発・提供する世界的企業のグラディアントは本日、カナダの人工知能(AI)水技術企業Synautaを買収し、水事業におけるデジタル・ツイン技術の活用を加速させると発表しました。工業用水処理と塩水淡水化、水の再利用におけるデジタル・ツインの活用は、グラディアントが他に先駆けて行ってきたものです。今回の買収により、エンドツーエンドの水ソリューションにおける技術リーダーとしてのグラディアントの地位が強化されるとともに、デジタル化された水の未来を構築するデジタル・ツイン技術の導入が加速されます。

グラディアントのプラカシュ・ゴヴィンダン最高執行責任者(COO)は、次のように述べています。「デジタル・ウォーターは世界の水業界で最も急成長している分野であり、今回の買収により、まさに最新の技術が統合されます。当社が5G通信、産業オートメーション、予測分析の活用を増やす中で、水事業へのデジタル・ツインの応用はさらに急速に成長するでしょう。SynautaのAIデータモデルを組み合わせることで、工業用水処理はよりスマートに、よりクリーンに、そして大きく効率化されます。」

マサチューセッツ工科大学から分離独立したグラディアントは、エンドツーエンドの水ソリューションを提供しています。当社は、マイクロン、グラクソ・スミスクライン、ファイザー、リオ・ティント、コカ・コーラなどの顧客企業に、単一のデジタル・プラットフォームに設計、運転、資産最適化を統合して提供しています。世界の水インフラに対処するには年間1兆5000億ドルが必要と推定されており、デジタル・ソリューションが大きな役割を果たします。最近の市場調査では、デジタル・ウォーターへの年間資本支出は2030年には100億ドルに達し、そのうち人工知能技術への投資は63億ドルを占めると予想されています。産業界や自治体の顧客は、持続可能性とコスト圧力、事業継続性、規制遵守、気候現象などの課題に対処するため、水・廃水業務でAIプラットフォームを採用する傾向が強まっています。

Synauta独自の機械学習AIアルゴリズムは、世界各地の自治体や産業界の塩水淡水化施設で採用されています。Synautaの技術は、リアルタイムのプロセスデータに基づいて最適な運転条件と保守計画を決定することで運転コストを削減し、シンガポールのPUB、ヴェオリア、アクアリア、エンジー、GHDなどの大手クライアントの信頼を得ています。

Synautaのマイク・ディクソン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「グラディアントに加わることで、Synautaは世界のお客さまとの産業導入においてデータとAIの活用を拡大することができます。今回の買収により、水業界における強力なデジタル企業が誕生し、工業用水の持続可能性という目標が現実に近づくでしょう。」

この取引は慣例的完了条件を前提に、2022年第2四半期に完了する予定です。

グラディアントについて

グラディアントは、高度な水処理・廃水処理のためのクリーンテック・ウォーターのソリューションを提供してプロジェクトを開発する世界的企業です。グラディアントのエンドツーエンドのソリューションと技術の専門知識により、最も重要な水の課題を持続可能でコスト効率の高い方法で処理することができます。グラディアントは、水に関する優れた技術者に支えられた差別化された独自の技術一式を有し、世界の基幹産業における顧客企業のミッションクリティカルな業務に貢献しています。マサチューセッツ工科大学(MIT)で設立されたグラディアントは、持続可能な水処理ソリューションを構築・展開し、工業化、人口増加、水不足により引き起こされる世界の課題に取り組む独自の地位を確立しています。現在、グラディアントは400人以上の従業員を擁し、ボストンのグローバル本社、シンガポールの地域本社とグローバル研究開発イノベーション・ラボ、および10カ国にわたる事業所を拠点に事業を展開しています。詳細情報については、gradiant.comをご覧ください。

Synautaについて

Synautaは、塩水淡水化に関する深い理解と機械学習の人工知能を組み合わせ、エネルギーと化学薬品の量を抑えてより多量の水を処理し、お客さまの運転コストを削減しています。当社独自のアルゴリズムは、世界の大手企業の水処理施設の最適な運転条件と保守計画を決定しています。詳細情報については、synauta.comをご覧ください。

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