人民元相場6.6元台に回帰の原動力は?1日の上昇幅が記録更新―中国

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人民元相場の最近の最低水準は13日で、この日の外国為替市場では、オンショア、オフショアともに人民元の対米ドルスポットレートが1ドル6.8元を突破したが、その後の数日間の取引の中で人民元は反転上昇の勢いに転じ、6.8元と6.7元の大台を相次いで突破し、再び6.6元台に回帰した。中国新聞社が伝えた。

中国外貨取引センターによると23日の人民元の対ドルレート基準値は1ドル6.6756元で、全取引日に比べて731ベーシスポイント(bp)上昇と大幅に上昇し、1日の上昇幅としては2005年7月以来の最大を更新した。

注目されるのは、ドルインデックスも13日に105を突破して、20年近くぶりの高水準になったが、その後は低下傾向に転じ、23日午後5時30分現在では102.11の低水準に達したことだ。

■人民元のこのたびの上昇の原動力はどこに?

中国銀行研究院の王有鑫(ワン・ヨウシン)シニア研究員の分析によると、人民元上昇には3つの原因があるという。

1つ目はドルが高水準から徐々に低下したことだ。最近は米国の経済成長への期待が低下し、ユーロ圏の中央銀行は徐々に「タカ派」の態度を示すようになり、欧米の金融政策が引き締めに向かうといった要因の影響を受けて、米ドル指数が徐々に低下し、それが人民元相場の上昇を促した。

2つ目は市場の期待が徐々に好転したことだ。さきに人民元相場が急速に下落した後、市場には悲観的ムードが満ちたが、最近の関連の経済活性化政策の登場と上海の新型コロナウイルスの感染状況が徐々に安定に向かっていることから、長江デルタ地域の経済・社会・生活、産業チェーン・サプライチェーン、物流が徐々に常態化して回復に向かい、市場の信頼感が強まった。

3つ目は4月に人民元相場には一定の圧力がかかったが、国境を越えた資本の流動は純流入を維持し、マーケットエンティティーの外貨決済が増加し、外貨の需給が安定を維持したことだ。特に最近は株式市場の回復上昇に伴って、証券投資の項目での資金の純流入が増加し、人民元の上昇を牽引した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)