県高校総体前特集 バスケットボール女子(6) 注目選手のライバルを紹介

29日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。近年の大会と同様に、シード校の顔ぶれに変わりはないが、最後に全国高校総体(インターハイ)の出場権を手にするのは、果たしてどのチームなのか。

今回は女子の注目選手を紹介するとともに、彼女らの気になる選手を聞いた。

シューティングガード 岐津桜華(大分3年、大分中学出身)

運動能力が高く、スピードもスタミナもある。攻守で好不調の波が少なく、新チームとなってからはキャプテンとして目配りや気配りができるようになり、プレーの幅も広がった。チームには純粋なシューターがいないため、3点シュートの成功率を高めるために個人練習の時間を費やし、シューターとしての才能が開花しつつある。昨年のウインターカップに出場し、目標が高くなった。「県内では勝って当たり前、全国でベスト8を目指したい」

気になる選手

是永望歩(中津北3年)

小学生の頃に同じチームでエースだった。今も尊敬する選手の一人。シュートがうまく、どのポジションでも活躍できるオールラウンダー。対戦したらマッチアップする可能性もあるので、そのときは3点シュートを抑えたい。

シューティングガード 岩丸颯姫(中津北3年、今津中学出身)

1対1を得意とし、ゴール下に大きな選手がいても果敢にドライブでバスケットカウントを狙う。常に矢印がゴールに向かっていて、速攻になれば誰より速く走り出し、攻撃の姿勢を緩めることはない。そのプレーはチームを盛り上げ、勢いをもたらす。「これからの大会が全て最後となる。無駄な時間を過ごせない」と3年生としての自覚を持つ。

気になる選手は?

梶西未知(大分3年)

ガードとしてドリブルがうまく、1対1も強い。彼女を止めるのは相当な覚悟が必要。プレッシャーを掛けるだけでなく、駆け引きで上回りたい。大分高校に勝って、中津北の常勝軍団としてのプライドを取り戻す!

パワーフォワード&センター 冨田愛(明豊3年、臼杵東中学出身)

インターハイでの大きなケガを乗り越えて、スタートメンバーとして復活。チームの得点源であり、局面でのシュートによってチームの流れを変えることも多い。緊張感や技術の高さなど全国レベルを体感することが、意識の変化にもつながった。センターとしての課題は「強い身体づくり」だ。監督の指導の下、寮で寝食をともにする仲間と一緒に食事を自炊し、どんな局面でもパワーで負けない身体づくりを徹底。力強さと正確なシュートで勝利に貢献する。

気になる選手は?

渡辺亜衣(大分3年)

リバウンド力やゴール下の積極的な攻めがチームの強さにつながっている。確実に点を決める身体の強さに、これまではパワーで負けてしまうことも多かった。県高校総体でも対戦が予想されるので、力負けしないように万全の準備をして挑みたい。

(黒木ゆか)

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