テレワーク足にも!足首のゆがみを矯正し、歩きやすくする特許取得のオーダーメイドインソール

あなたは大丈夫?最近増えている「テレワーク足」

コロナ禍での運動不足を解消しようと、ウォーキングやランニングを始めたという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、運動不足で足が弱まっている状態で、運動や通勤などで過度な負荷がかかると、足に不調や痛みが出てしまうこともあるといいます。

 

「足のクリニック表参道」の桑原院長によると、このような足の状態を、「テレワーク足」、「おこもり足」と呼ぶそうです。

 

私もちょうどウォーキングを始めようと思っていたのですが、コロナ禍に加え2人目の妊娠・出産後でかなり運動不足の状態。

 

テレワーク足について知り、これは足の状態を整えてから始めた方が良いと思い、足首のゆがみを矯正し、歩きやすくする、特許取得済みのオーダーメイドインソール(中敷き)「Beautral(ビュートラル)インソール」を作りに行ってきました。

 

 

 

これまでもスポーツクラブなどでオーダーメイドインソールを作ったことはあったのですが、これはこれまでにない革新的な作り方で驚きました!

 

ここでは、「ビュートラルインソール」の作り方を、日本人に多い足のタイプやインソールで足首が矯正される仕組み、効果的なウォーキングの時間と歩数など、足の健康についての豆知識とともにご紹介いたします。

 

 

米国の足病医学をベースに、日本人向けに改良したインソール

「ビュートラルインソール」の元となったのは、米国の足病(そくびょう)医学をベースに開発した中敷き。

 

スムーズな足運びや体重移動を可能とし、歩いている時の足・膝への負担を軽減するのが特徴で、利用者の中には歩行困難で車いす生活だったのに、歩けるようになったという方もいるそう!

 

そんなインソールを約2年かけて日本人向けに改良したのが「ビュートラルインソール」

 

競技のパフォーマンスを上げたいスポーツ選手にも支持を得ていて、購入者の6割以上がリピートしているといいます。

 

 

30〜45分で完成!「ビュートラルインソール」の作成の流れ

 「ビュートラルインソール」は、インソールと靴の専門店「足道楽」の全19店舗で作ることができ、全身の骨格や筋肉に詳しい専門スタッフの方が担当してくれます。

 

筆者は「足道楽 戸越銀座店」で、店長の上野さんに製作していただきました。

 

 

1. カウンセリング・足の可動域や形状、硬さなどの触診

 

2. 足のサイズや足圧の測定

 

3. インソール製作

 

という流れで、だいたい30〜45分で完成します。

 

一般的なオーダーメイドのインソールは、製造を外注しているため、完成までに2~3週間程度かかることが多いというなか、その場で完成してそのまま靴に入れて履いて帰ることができるのは嬉しいですよね。

 

足を浮かせた状態で足本来の大きさ測定

「ビュートラルインソール」は足の形状の測定の仕方が特徴的。

 

なんと高い椅子に座り足を浮かせた無加重の状態で、専用器具を使い片足ずつ長さや横幅などを測るのです!

 

 

通常、足のサイズは立った状態で測定することがほとんどだと思うのですが、体重でつぶれた状態の足はゆがみが反映されてしまうため、足本来の大きさが測れないそう。

 

本来の足裏の形に合わせたインソールにすることで、正しい姿勢を取り戻し、立った時の足首の歪みを矯正することができるといいます。

 

私は普段は22.5cmを履いているのですが、本来の足のサイズは21cm台でびっくり!

 

 

上野店長によると、ほとんどが大きめの靴を履いていて、ゆがみが矯正されるとさらに足のサイズは小さくなることが多いとのこと。

 

 

足圧で分かる足のタイプ

足の形状測定後は、体重がかかっている足の部分や歩き方の癖を調べるため、足型を取り、足圧(足裏の圧力)を調べます。

 

私の足圧がこちら!

 

 

なんと足の真ん中部分が床についておらず、足先とかかとだけで全身を支えているということが分かりました。

 

これは足の甲のアーチが上昇し、足首が外側に傾いている「オーバーサピネーター」というフットタイプで、日本人の約5%とという非常に珍しいタイプだそう。

 

このタイプは足が極度に硬く、接地後も足が外側に傾いたまま回内しないため、衝撃を十分に吸収することができないのだそう。

 

いつも歩きにくさを感じていたので、とても納得しました。

 

ちなみに、日本人の約70%を占めるフットタイプはこれとは反対の「オーバープロネーター」というもので、アーチが落ち込み足首が内側に傾いているタイプで、このタイプの場合、足型で小指がつかないケースが多いといいます。

 

 

無加重状態で足首の歪みを矯正!

足の形状と足圧を測定したら、いよいよインソール作りです。

 

インソール作りも無加重の状態で行うのがポイント!

 

高い椅子に座り体重がかかっていない状態で足首を正しい位置に矯正し、その状態で型をとっていきます。

 

 

自分では足首をすごく曲げられているような不自然な感覚がしたのですが、そこが正しい足首の位置だということです。

 

確かに、自分にとって自然な状態では、足裏を叩かれても刺激がそこで止まってしまうのですが、正しい位置に足首がくると、足裏を叩かれた時の衝撃が膝、股関節まで真っ直ぐに伝わってくるので、こんなに歪んだ状態で生活していたのかと衝撃的でした。

 

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特許取得の3層構造のインソール

足首を正しい位置に固定したところで、インソールを作っていきます。

 

インソールは3層構造(上層・中間層・下層)で、特許を取得しているものです。

 

 

 

なかでも最大の特徴は中間層。

 

一定の高温下で自在に変形するコルク素材を使用していているため、粘土のように柔らかくなり、その人の足裏に合った形に自由自在に変形できるのです。

コルクを180度に設定したオーブンで熱し柔らかくして、こねこね。

 

インソールの上層(複合素材)の踵(かかと)部分の外側に沿わせるように貼り付けます。

 

慣れた手つきであっという間に作業が進んでいきます。まさに職人技!

コルクの形が整ったら、その上から下層(樹脂素材)を貼り合わせ、足裏に当てながら、インソール全体を最終成形していきます。

 

この時も高い椅子に座り、足を地面から浮かせた状態で行います。

 

そして、足首から下全体をビニール袋で包み、袋の中の空気を抜きながら真空状態に。

 

 

 

 

足本来の形にインソールが吸い付くような状態で、コルクが固まるのを3分ほど待ちます。

エアマッサージャーのような感覚で気持ちよかったです。

 

最後にインソール自体の長さを調整して完成!

 

 

 

インソールの付け心地は?

インソールは、コルク部分にある程度クッション性があるものの、上層下層ともに比較的硬さのある素材でできています。

 

そうすることで、踵を包み込むようにホールドし、足裏の形がつぶれないように固定することができ、立った時に足首周りの骨格を、足本来の形に合った正しい位置に戻すことができるのだそう。

 

実際にインソールを入れて履いてみると、とても気持ちいい!!

 

確かにいつもより硬い感じはしましたが、嫌な硬さではなく、守られているような心地よい硬さでした。

 

また、私の場合足型を取ったときに床についていなかった足の外側のラインが、しっかり床についているのを感じられました。

 

人によっては体重のかかり方が変わったことで、「どうやって歩くのか分からなくなった」という人もいるのだそう。

 

いつもと異なる正しい姿勢になるため、動かす筋肉も変わり、使い始めは筋肉痛などの好転反応が出ることが多いそうで、私も実際に最初の2〜3日は足の外側や後ろ側が筋肉痛になりました。

 

でも歩くのはとても楽になり、疲れにくくなったと実感しています。

 

使い続けることで、歩行姿勢が安定し、膝痛や腰痛、外反母趾や偏平足などの足の悩みの予防、改善につながるといいます。

 

一日何分くらい歩けばいい?

最後に上野店長に「一日だいたいどのくらい歩けばいいですか?」と質問したところ、とても興味深い資料を見せてくださいました。

 

「中之条研究のデータから得られた病気の予防ライン」という、歩き時間・歩数と病気の予防効果についてのグラフだったのですが、それによると

・うつ病の予防:4,000歩/5分

・心疾患、脳卒中、認知症、要支援・要介護の予防:5,000歩/7.5分

・骨粗しょう症、動脈硬化、がんの予防:7,000歩/15分

・高血圧症、糖尿病、脂質異常症の予防:8,000歩/20分

・メタボリックシンドロームの予防:10,000歩/30分

・肥満の予防:12,000歩/40分

 

ということです。

 

かなりの速歩きですね!

 

この通り実行するのは難しいかもしれませんが、これを参考に自分にとって無理のない範囲で続けてみようと思います。

健康や美容とも密接に関係し、身体の土台となっている足。

 

足の不調や歩く時の疲れやすさを感じている方は、ぜひ一度自分の足としっかり向き合って、インソールを作ってみてはいかがでしょうか。

ビュートラルインソール

価格:24,980円(税込)

*カウンセリング・製作費含む

 

URL:https://www.ashidoraku.com

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