栃木県から金賞8点、16蔵元入賞、全国8位に 全国新酒鑑評会

 酒類総合研究所(広島県東広島市)は25日、2021酒造年度(21年7月〜22年6月)に製造された清酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会の結果を公表した。栃木県からは16蔵元の出品酒16点が入賞し、うち前年より2点少ない8点が金賞を受賞した。

 同研究所によると、前年より5点多い826点が全国から出品された。優秀と認められた入賞酒は8点少ない405点で、入賞酒のうち特に優秀と認められた金賞酒も2点少ない205点だった。

 上位3県の入賞酒の数は、福島県32点、長野県27点、新潟県26点。本県は前年と同じ8番目だった。金賞酒は福島県が17点で最も多く、秋田県と兵庫県の13点、新潟県と長野県の12点などと続き、栃木県は二つ後退して高知県と並び8番目。

 同鑑評会は日本酒の品質や製造技術の向上を目的に開かれ、今回で110回目。

 本県の金賞酒は次の通り。

 虎屋本店(宇都宮市)「七水」、惣誉酒造(市貝町)「惣誉」、外池酒造店(益子町)「燦爛」、辻善兵衛商店(真岡市)「桜川」、小林酒造(小山市)「鳳凰美田」、天鷹酒造(大田原市)「天鷹」、第一酒造(佐野市)「開華」、井上清吉商店(宇都宮市)「澤姫」

 

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