離島観光アンバサダー 旅作家・小林さんに委嘱 壱岐や五島参加の連盟

委嘱式に出席した(右から)境目五島観光連盟会長、長嶋壱岐市観光連盟会長、島旅アンバサダーの小林さんら=東京都渋谷区(壱岐市観光連盟提供)

 離島の連携を強化しコロナ禍で落ち込んだ観光を活性化しようと、壱岐や五島など全国離島の観光連盟などでつくる「島の宝観光連盟」(6団体)はこのほど東京都内で、旅作家の小林希さん(39)に「島旅アンバサダー」を委嘱した。オンラインイベントなどで離島観光の魅力をPRするほか、離島の観光協会や自治体などに同連盟への加入を呼びかけていく。
 同連盟の池田高世偉会長(隠岐ジオパーク推進機構理事長)が委嘱状を手渡し「幅広く活躍していただきたい」などと期待。小林さんは「離島は、旅を重ねるほど発見がある」などと意欲を語った。
 小林さんは東京都出身。国内外の延べ200以上の島を巡りながら執筆活動を続け、旅先での体験をまとめた多数の著作がある。
 同連盟は2017年に、佐渡(新潟)や天草(熊本)の観光協会が中心となって発足。長崎県では壱岐市観光連盟と五島観光連盟が加入し、広域的な観光振興を進めている。委嘱式には本県から長嶋立身・壱岐市観光連盟会長や境目権二・五島観光連盟会長らが出席した。


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