バイエルン・ミュンヘンからの退団を希望しているロベルト・レヴァンドフスキ。
そうしたなか、かつてバイエルンで活躍した元同僚のフランク・リベリが彼について語った。
2007年から2019年までバイエルンでプレーしたリベリは『WP SportoweFakty』でこう述べている。
フランク・リベリ
「(レヴァンドフスキのバイエルン退団希望は理解できる?驚いた?)
完璧に理解できる!ロベルトは新たなチャレンジが必要だという結論に達したようだね。
それが実現するのを願っているよ。
彼はバイエルンでブンデスリーガからCLまで全てを勝ちとったし、何年もクラブに所属してきた。
変化の時が来たと決断するのは至極当然のことさ。彼の言葉からもそれを強く求めていることが分かる。
俺の話を正しく理解して欲しい。バイエルンは偉大なクラブであり、世界で最も大きなクラブのひとつだ。
だが、時に人は変化を求めるし、それが必要になる。ロベルトもまさにそのケースだ。
(レヴァンドフスキを無理に引き留めた場合)リスクがある。
残留を強制された選手は不満と怒りに駆られるかもしれない。
全員がハッピーになれる解決策が見つかることを強く願うよ。
クラブのことも理解できる、NEWレヴァンドフスキを見つけるのは困難極まりないからね。
何度も言うが、彼は近年における世界最高のストライカーだ。そんな選手を喜んで売る者などどこにもいない」
「(リベリもバイエルンで同じような状況にあり、バルセロナが獲得を狙っていた)
そうだね、バルサだけじゃない。レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、インテルとかもね。
結局、自分はバイエルンに残った。多くのトロフィーを勝ちとれたのでとても幸せだったよ。
ただ、自分とロベルトの状況は全く違う。当時の俺は今の彼よりもずっと若かったからね。
(レヴァンドフスキにとってバルサはいいのか)
いいよ!バルサはバルサだ。
問題を抱えているし、5,6年ほど前ほど強くはないにしても、いまでも偉大だ。
長年一緒にプレーを続ける選手たちが揃うすごいチームとして知られた。
メッシ、チャビ、イニエスタ、ピケ、アウヴェス、アラバ…。
いまは違うようだが、タレントには事欠かない。Lewyがバイエルンを去るなら、バルサはいい選択だよ」
2014年からバイエルンでプレーしてきたレヴァンドフスキは、8月で34歳になる。
リベリは新しいチャレンジに踏み出したいという思いはよく理解できるとしつつ、バイエルン側が引き留めようとする理由も分かると話していた。
ちなみに、2008年当時、レアルは7500万ユーロ(102億円)でリベリ獲得オファーを送るも、バイエルンはそれを拒否。バイエルン元CEOのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は「我々の意図はバイエルンは売るクラブではないと世界に示すことだった」とその理由を説明している。