【5月29日(日)ライブ配信】「美山ロード」3年ぶりに開催決定 子ども向け自転車教室「ウィーラースクールジャパン」代表・ブラッキー中島さんが抱く美山ロードと子どもたちへの愛

多くの美山ロードレースファン待望、第35回「京都美山サイクルロードレース(以下、美山ロード)」が5月28日・(土)29日(日)の2日間に渡り、3年ぶりの開催が決定!
5月29日(日)は全レースの模様がYouTubeにてライブ配信されます。

ライブ配信 – 京都美山サイクルロードレース

新緑に彩られた日本の原風景が多くのサイクリストを魅了するまち、美山町。そんな美山町で、子ども向け自転車教室「ウィーラースクールジャパン」を率い、子どもたちに自転車の楽しみを教える中島隆章(ブラッキー中島)さん。ウィーラースクールジャパンに通う多くの子どもたちも参加するという今年の美山ロード。実行委員会事務局として今大会に携わるブラッキーさんに、今大会、そして参加を心待ちにしている子どもたちへの思いをお聞きしました。

ブラッキー中島さん プロフィール

中島隆章(ブラッキー中島)  
1963年生まれ。京都市出身。「一人でも多くの子どもに自転車の楽しみを」を合い言葉に全国のサイクリストの有志が集まったネットワーク「ウィーラースクールジャパン」の代表。自転車をきっかけに京都の美山に惚れ込み、古民家に移住して「美山自転車の聖地プロジェクト」や農地保全活動「たねもみプロジェクト」を実践するなど自転車を利用した地域活性化に取り組んでいる。グラフィックデザインオフィスフェイムイマジネーション代表。兼業農家。2017年には「美山自転車の聖地プロジェクト」で、京の公共人材大賞最優秀賞を受賞。関西発超老舗バンド「超本格派お笑い歌謡ショウ ザ・悲鳴」のボーカル。京都美山サイクルロードレースには実行委員会事務局として携わっている。

3年ぶりの「美山ロード」

ーー2020年から新型コロナウィルス感染拡大の影響により中止が続いていた美山ロード。3年ぶりの第35回大会がついに開催されますね。

私にとって美山ロードとは自転車競技の歴史を守ってきたシンボルのようなものです。そんな自転車競技のシンボリックのようなこの大会を、魅力あふれる美山町の特性をいかし「美山だからこそできる大会」にしたいと思って関わってきました。
それが、2020年新型コロナウィルス感染拡大をきっかけに停滞してしまい、途方に暮れた時期もありました。ですが、その(停滞していた)2年間で子どもたちと自転車の「距離感」というものはグッと縮まったんじゃないかと感じています。
自転車を通じて美山町を味わい、毎日を思いきり楽しんでいる。そんな子どもたちの様子を日々見守る美山町の地域の方々も、子どもたちが美山ロードに挑戦することをとても楽しみにしてくれています。[(https://www.cyclingmiyama.com/miyamaroad/)

まちの一体感が美山ロードをつくる

ーー子どもたちが自転車を心から楽しむ姿こそが、地域全体のつながりを深めたんですね。

はい。子どもたちと自転車、そこに地域の方々の思いが交わってこその「一体感」というものが、美山ロードの意義を一段と深めてくれたように感じています。
どこか「ひとごと」のような感覚があった美山ロードが、地域の方々にとっても「自分のまちの子どもが楽しんで参加する大会」という認識になってゆく。今回の大会は、美山ロードが地域全体の「じぶんごと」になった最初のレースなんじゃないかと思います。

ーー子どもたちの思いが美山町を動かした大会延期期間だった、と。

そうですね。自転車を心から楽しむ子どもたちが、地域のまちの皆さんの心を動かしてくれました。美山ロードに関わる大人たちだけでは、とても成しえなかったことだと思っています。
同時に、この一体感を何らかのカタチでアーカイブ化することも重要だと感じています。アーカイブ化されることで、美山町を倣い、他の地域でも実践してみようと思ってくれる人が必ず出てくると思うんです。そういった熱い思いが、さまざまな地域に伝播していくといいなと思います。

ーーアーカイブ化という視点で考えると、今大会をYouTubeでライブ配信するということにもとても大きな意味を担っていますよね。

はい。YouTube配信すると、サイトの中に映像が残りますよね。美山ロードがそういったカタチでアーカイブ化されたことがかつて1度もなかったからこそ、美山町のあたらしい門出ともいうべき今大会を、次世代の子どもたちが生きる未来に残せるということはとても大きな意味を担うんじゃないかと思っています。

▲第33回美山ロードに参加する子どもたちの様子(中島さんご提供)

美山町を「発信地」に

ーー最後にレース参加を控える美山町の子どもたちへメッセージをお願いします。

「自分たちが暮らす美山町ってすばらしい町なんだ」ということを、思う存分堪能してほしいなと思います。美山町というまちにはたくさんの可能性があります。これからも子どもたち自身がさまざまなことを考えて、美山町を自分たちの手で情報の発信地に育てていってもらえたら嬉しいです。また、今大回がレース初挑戦という子もたくさんいます。無理せず自分のペースで、後悔のないように思いきり楽しんでほしいなと思います。

▲第33回美山ロードに参加するサイクリストの様子(中島さんご提供)

第35回美山ロード詳細&配信情報

<美山ロード公式ホームページ>
京都美山サイクルロードレース

【2022年5月29日(日)】
ライブ配信はこちらのページからご覧いただけます!
ライブ配信 – 京都美山サイクルロードレース

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