大湾区(GBA)から友好のサウンド-中国とオランダ交流の50周年を記念して珠海でオンラインのコンサート

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【珠海(中国)2022年5月24日PR Newswire=共同通信JBN】中国とオランダの外交関係樹立50周年を記念するオンラインのコンサートが23日、「Melodies over Seas and Mountains(海と山を越えるメロディー)」をテーマに、珠海大劇院とロイヤル・コンセルトヘボウで開催された。珠海市人民政府新聞弁公室(Information Office of Zhuhai Municipal People's Government)によると、音楽が大陸や海を越えて踊る中で、珠海とアムステルダムはこれまで以上に結びつき、深い友好関係を祝うとともに、より良い未来を築き、共有するのを楽しみにしている。

演目は、ジャス、ピアノ独奏、吹奏楽、コーラス、フュージョンミュージックなど13に上った。コンサートには、オランダ管楽アンサンブル、シンフォニア・ロッテルダム、珠海ゴールデンジャズオーケストラ、中国人歌手のLiu Yutong、中国演劇梅花賞受賞者のOu KaimingとQiong Xiaなど、両国の世界的なミュージシャンや芸術家が参加した。主催者は「時空を超えた地域性が最も目立った音楽的対話」だったとしている。

コンサートのYan Jihongチーフディレクターは「嶺南と珠海市の文化の多くの要素がコンサートで花開いた。私たちは若さと活力の都市である珠海を世界に紹介するために努力する」と語った。

夜の宴は、広東の古典的歌謡「Petals Falling from Sky」で始まった。珠海のミュージシャンのオリジナル曲も多く紹介され、近代的かつ国際的な沿岸部の経済特区の魅力を明らかにした。

シンフォニア・ロッテルダムは、中国で有名な愛国歌「わが祖国」を演奏した。 珠海ゴールデンジャズオーケストラは中国の若い音楽家を育てるために、シンフォニア・ロッテルダムとの深い協力関係を開始した。世界的に高い評価を受けているオランダ管楽アンサンブルが、オランダ以外に芸術的教育を拡大するのは今回が初めての試みで、とりわけ注目される。

中国とオランダは400年も前から、海のシルクロードを通じて、経済的、貿易的、人的な交流を既に始めていた。両国は1954年11月に代理大使級の外交関係を樹立し、関係は1972年5月には大使級に格上げされた。国連などの多国間枠組みの下での過去50年間の緊密な関係は、経済協力、科学技術、持続可能な成長、世界平和の推進などで大きな成果を上げてきた。

珠海はオランダ第4の都市で、歴史的、文化的遺産を多く持つユトレヒトとの関係をますます緊密化させて、中国とオランダの友好の強化を証明してきた。中国と世界を結ぶ重要な架け橋である珠海は、2013年11月にユトレヒトとの友好協力を開始した。2つの都市はその後も、投資や貿易、科学技術、文化、観光、教育、健康などの分野での協力関係を深化させている。珠海のNinestar Corporationは、ユトレヒトに欧州販売センターを設立した。2019年には「珠海の魅力」という写真展がユトレヒトで開催され、地元の人々に珠海のユニークな特色や文化、歴史を理解してもらった。

統計によると、中国とオランダの2国間貿易と投資額が近年、増加している。オランダは中国にとって欧州との協力のゲートウェイであると結論づけることができる。珠海とユトレヒトはともに将来を見据えて、既に友好の歌を高く奏でている。文化や人的な交流によってつながった両国の人々の心は、両国関係にとって「命の水」となり、中国と欧州連合(EU)との関係、中国とオランダとの関係に大きく貢献するだろう。

ソース:Information Office of Zhuhai Municipal People's Government