岡山市特産 千両ナスの弁当商品化 セブン 中四国860店で取り扱い

大きめに切った千両ナスが入った「旨辛! 麻婆茄子丼岡山県産千両茄子」

 岡山市特産の千両ナスを使った弁当をコンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)が商品化した。同社、JA岡山(北区大供表町)、市の3者による地産地消の取り組み第2弾。6月下旬まで県内をはじめ、中四国の約860店で取り扱う。

 商品名は「旨辛(うまから)! 麻婆(マーボー)茄子(なす)丼岡山県産千両茄子」(583円)。皮が薄く、果肉が柔らかい千両ナスの特徴を生かし、大きめにカットすることで食感を楽しめるようにした。ピリ辛のソースに絡ませ、食欲をそそる味付けに仕上げた。

 商品化は特産でありながら地元消費の少ない農産物のおいしさを知ってもらう狙い。JA岡山によると、岡山、玉野市産の千両ナスの出荷量(2021年度)は1642トン。一方で県内消費量は1割以下という。

 24日に市役所でお披露目会があり、市産業観光局の小川祥子局長は「商品を食べて地元の食材のよさを知ってほしい」と話した。

 3者の取り組み第1弾では黄ニラの雑炊とおにぎりを販売した。今後も新商品の開発に取り組むことにしている。

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