ビールの原料となる二条大麦の穂が黄金色に輝く「麦秋」の季節を迎え、全国有数の産地である小山市では、収穫が進んでいる。
JAおやま生井地区耕種部会は25日、作付面積約2.7ヘクタールのうち約87アールで作業を行った。部会員の川俣真男(かわまたまさお)さん(68)は「天気に恵まれ順調に育ってくれた。暑い夏にビールをたくさん飲んでほしい」と笑顔を見せ、青天の下、大型コンバインで1時間ほどかけて刈り取った。今年の作柄は例年並みという。
収穫した麦は市内で乾燥させた後、大手ビールメーカーに出荷される。同JA管内では昨年とほぼ同じ約4800トンの収穫量が見込まれている。刈り取りは6月上旬まで行われる。