中国国家主席、国連人権弁務官と会談 人権問題で見解主張

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[北京 25日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は25日、同国を訪問している国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏とビデオ会議方式で会談した。

バチェレ氏は6日間の日程で訪中し、新疆ウイグル自治区を視察する。同氏の訪中を巡っては、人権状況を完全に把握するために必要なアクセスが認められないとの批判が、人権団体や米政府から出ている。

新華社によると、会談では新疆ウイグル自治区への言及はなかった。習主席はバチェレ氏に対し、中国の人権の発展は中国独自の状況に適合したものになると発言。人権にはさまざまな種類があるが、途上国では生存権と発展権が主たる人権だと述べた。

その上で「現実から遊離し、他国の制度モデルを全面的に模倣するのは、現地の状況に合わないばかりか、悲惨な結果をもたらす」とし「結果的に大衆が苦しむことになる」と主張した。

バチェレ氏は新疆ウイグル自治区で自由なアクセスを求めていたが、中国外務省は、新型コロナウイルスの感染を防止するため内部と外部を遮断する「バブル」方式で視察が行われると表明している。