2022MotoGPカレンダー変更により全20戦に。建設作業の遅れでフィンランドGPが中止

 5月25日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)とドルナスポーツは2022年におけるロードレース世界選手権MotoGPのカレンダーを変更すると発表した。7月8~10日に第12戦として開催予定だったフィンランドGPが中止となり、2023年に延期されることとなった。

 キュミリングは2020年にMotoGPを開催するためにフィンランド政府主導で建設が進めれてたサーキットだ。フィンランドでは1981年以来MotoGPが開催されておらず、2020年に復活を遂げようといていたが新型コロナウイルスの影響でレースが中止された。

 そして2022年もFIMによる開催基準に必要なホモロゲーションの取得を条件に準備が進められたが、今回はこの地域で進行中の地政学的状況によって引き起こされるリスクとともに作業の遅れを生み出し、作業を危険にさらしていることから、すべての関係者は、2023年に延期する必要があることに同意した。

 そのため、2022年のフィンランドGPは中止され、2023年に延期。これにより2022年のMotoGPは全21戦から20戦に変更された。

2019年、建設途中のキュミリングで行われたMotoGPテスト

■2022年MotoGPカレンダー(2022年5月25日発表時点)

Round グランプリ サーキット 決勝レース日

第1戦 カタール ロサイル・インターナショナル・サーキット 3月6日

第2戦 インドネシア マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット 3月20日

第3戦 アルゼンチン アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド 4月3日

第4戦 アメリカズ サーキット・オブ・ジ・アメリカズ 4月10日

第5戦 ポルトガル アルガルベ・インターナショナル・サーキット 4月24日

第6戦 スペイン ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト 5月1日

第7戦 フランス ル・マン-ブガッティ・サーキット 5月15日

第8戦 イタリア ムジェロ・サーキット 5月29日

第9戦 カタルーニャ カタロニア・サーキット 6月5日

第10戦 ドイツ ザクセンリンク 6月19日

第11戦 オランダ TT・サーキット・アッセン 6月26日

第12戦 イギリス シルバーストン・サーキット 8月7日

第13戦 オーストリア レッドブル・リンク 8月21日

第14戦 サンマリノ ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ 9月4日

第15戦 アラゴン モーターランド・アラゴン 9月18日

第16戦 日本 ツインリンクもてぎ 9月25日

第17戦 タイ チャン・インターナショナル・サーキット 10月2日

第18戦 オーストラリア フィリップ・アイランド・サーキット 10月16日

第19戦 マレーシア セパン・インターナショナル・サーキット 10月23日

第20戦 バレンシア リカルド・トルモ・サーキット 11月6日

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