【参院選2022】大激戦の東京選挙区を緊急調査!最新の情勢は?先行しているのは!?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は5月24日公開の動画の内容を基に構成しています。

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2022年5月24日に公開された動画のテーマは……東京選挙区・最新情勢調査!

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、混戦を極める東京選挙区について語っていただきました。

先行する現職4名に続く新顔は?

【このトピックのポイント】

・れいわの山本太郎氏、無所属の乙武洋匡氏が立候補を表明し東京選挙区は21名の顔ぶれ

・現職・山添氏が先行グループ入り。党の地力と本人の集票力によるものか

・現時点では現職4名と混戦の中でも自民党の生稲氏が有力か。6番目の議席は実力拮抗で激しい戦いに

選挙ドットコム×JX通信社が緊急調査を実施!

衆院議員を辞職した山本太郎氏、そして選挙ドットコムでおなじみだった乙武洋匡氏が立候補を表明するなど、前回取り上げた時とはかなり状況が変わってきた東京選挙区

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今回JX通信社協力のもと、緊急調査を実施しましたので、改めて東京選挙区についてご紹介します。

まず、現時点での立候補予定者を確認しておきましょう。

・朝日 健太郎氏(現職・自民党)
・蓮 舫氏(現職・立憲民主党)
・竹谷 とし子氏(現職・公明党)
・山添 拓氏(現職・日本共産党)
・生稲 晃子氏(自由民主党)
・松尾 明弘氏(立憲民主党)
・海老澤 由紀(日本維新の会)
・荒木 千陽氏(ファーストの会)
・山本 太郎氏(れいわ新選組)
・服部 良一氏(社会民主党)
・乙武 洋匡氏(無所属)
・及川 幸久氏(幸福実現党)
・菅原 深雪氏(日本第一党)
・安藤 裕氏(新党くにもり)
・くつざわ 亮治氏(日本改革党)
・松田 美樹氏(NHK党)
・猪野 恵司氏(NHK党)
・田中 健氏(NHK党)
・長谷川 洋平氏(NHK党)
・セッタ ケンジ氏(NHK党)
・小川 ゆうき氏(NHK党)

定数6に対して現在21名が名乗りを上げています。

松田氏「本当に予想が難しい!今回は過去最高に難しいんじゃないかな」

情勢調査の結果はどのように出たのでしょうか?

東京都選挙区 情勢調査結果

ここからは、5月21日・22日に行われたハイブリッド調査の結果をご紹介します。

東京都民は参院選に関心がある?

まずは、東京都民の参院選への関心について。

「大いに」「多少は」という回答を合わせると関心の高い有権者が多いようにも感じられます。

これに関して松田氏は「関心があるからと言って投票に行くわけではない」とコメント。

投票に行くのは「大いに関心がある」という層で9割、「多少関心がある」という層なら6割程度ではないかと予想しました。

東京都民が重視する政策

東京都民が参院選で重視する政策としては「経済・雇用」「社会保障・医療・福祉」が高い関心を集めました。

「外交・安全保障」が高い点は全国調査ともリンクしています。

選挙ドットコム編集長・鈴木が注目したのは「新型コロナ対策」への関心の変化です。

直近の全国調査では電話調査で8.5%の回答があったのに対し、今回は5.2%に留まっており、特に都内では重要視する傾向は弱まっていると見られます。

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東京都民の支持政党

そして、東京都民における政党支持率がこちら。

参考までに、全国調査の結果もご覧ください。

全国と比較すると、東京都では自民・維新の支持率は相対的に低く、公明・共産の支持率は高いことが分かります。

果たしてこの結果が東京選挙区にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

投票先を踏まえた情勢調査結果

注目の東京選挙区の情勢調査はこちらです!

先行・混戦のグループ内ではそれぞれ左上から順番に支持率が高くなっています。

編集長・鈴木「3月の調査と比較すると山添さんが1つ上のグループに上がってる!」

ちなみに、前回の東京選挙区の情勢調査の結果は以下の通り。

編集長・鈴木は、山本氏が共産党の支持層を奪うと考えていたため、今回の山添氏の先行グループ入りは予想外とのこと。

松田氏はその背景について、東京都における共産党の地力の強さと山添氏個人の活動によるものではないかと分析しました。

一方で、山本太郎氏も立候補予定者未定の時点より明らかに都内での支持を伸ばしており、強い候補であることに変わりはありません。

今回の調査では、投票先が未定という有権者がまだ6割ほどおり、現時点で1番支持されている立候補予定者でも支持率は1桁台。

これについて松田氏は「超混戦の団子状態」とコメントし、選挙戦を読むことの難しさを滲ませました。

そのなかで、先行している現職4名の候補については手堅いとしつつ、混戦グループの中では自民党の生稲氏が、知名度と自民党の実績などを勘案して5番目以内に当選する可能性が高いと予想。

6番目の当選者については、どの立候補予定者も非常に実力があり、誰が当選してもおかしくない状況としました。

一方で、投票先未定者6割とはいえ、その全員が投票に行くわけではないため、現在の情勢のまま上から順番に当選となることもありうる、とまとめました。

松田氏「解説が力不足ですみませんが、それぐらい混沌としています!大混戦です!ということ」

動画本編はこちら!

6番目の当選は誰の手に!?東京選挙区の最新情勢を松田氏が解説!山本太郎氏、乙武氏はどこから票を集める?

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調査概要

調査は令和4年5月21日(土)と22日(日)に実施。東京都内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で1507件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。

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