神奈川県民の夏のボーナス 3年ぶり増加の見込み コロナ禍からの回復基調が要因

 浜銀総合研究所(横浜市西区)は25日、民間企業に勤める神奈川県民1人当たりの今夏のボーナスは前年比0.7%増の44万6千円になるとの予測を公表した。新型コロナウイルス禍前の2019年夏の実績推計値(46万3千円)と比べ水準は低いものの、3年ぶりの増加となる。県内企業全体の2021年度業績が増収増益で、回復基調にあることが要因という。

 規模別では、大企業を含む県内在住従業員30人以上の県内事業所が0.9%増の45万3千円、中小企業を含む同30人未満の事業所が0.1%増の27万5千円と予測。県内在住で県外の事業所で働く人は、1.1%増の63万7千円が見込まれている。コロナ下で恩恵を受けた情報通信分野の従業員が多かったことによるという。

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