日本は人々を納得させる説明を 福島原発汚染水問題で中国外交部

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日本は人々を納得させる説明を 福島原発汚染水問題で中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の汪文斌報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月25日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は24日の定例記者会見で、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が先週、福島第一原発を視察し、日本の政府関係者と放射能汚染水処理問題について会談したことについてコメントを求められ、次のように述べた。

 グロッシ事務局長の日本訪問の状況に留意している。IAEAはホームページで関連情報を発表し、汚染水処理の技術的問題についてさらなる話し合いが必要で、日本はデータなどの情報をより多く提供しなければならないと強調した。IAEAはさらに、汚染水処理について、事前、事中、事後の全体的評価と厳格な監督を行うと述べ、次の段階で、IAEAの技術作業チームが独自のサンプル分析や環境サンプル採取などを含むより多くの評価・監督活動を行うと説明した。これは汚染水データの信頼性や浄化装置の有効性、環境への影響の不確実性に対する国際社会の懸念が完全に合理的であることを示している。日本はIAEAに全面的に協力し、十分に信頼できる、人々を納得させる説明をしなければならない。

 私がさらに指摘したいのは、作業チームが海洋放出以外の汚染水処理方法について評価しなかったことだ。これにより、IAEAは最善の処理案を総合的に評価できなくなった。作業チームが進める中で、日本は海洋放出案の承認と関連工事を強く推し進めている。こうした各方面の懸念を無視し、既成事実を作り出そうとする行為は無責任だ。われわれは日本が国際社会と日本国内民衆の正当で合理的な懸念を重視し、周辺隣国を含む利害関係国、関連国際機関と十分協議し、適切な処理方法を探り、海洋放出を強行しないよう改めて促す。