相模原市、児童虐待が5年連続で最多更新 加害者の60%は実母

相模原市役所

 相模原市は、2021年度に市内で児童虐待が疑われる子どもの数が2973人(前年度比10.6%増)で、5年連続で過去最多を更新したと発表した。虐待の種別では「心理的虐待」が1430人で48%を占め、「ネグレクト(育児放棄)」968人、「身体的虐待」561人の順に多かった。「性的虐待」も14人を数えた。

 市内の児童相談所や子育て支援センターに寄せられた相談を基に集計した。虐待の加害者は実母60%、実父34%だった。性的虐待では実父母が半数を占める一方、もう半数は養父や親の再婚相手などだった。

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