IEA事務局長、中国は再生可能エネ分野で「重要な役割発揮」

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IEA事務局長、中国は再生可能エネ分野で「重要な役割発揮」

23日、スイス・ダボスで開かれた2022年世界経済フォーラム年次総会に出席したファティ・ビロル事務局長。(ダボス=新華社記者/鄭煥松)

 【新華社ダボス5月25日】国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で新華社の単独インタビューに応じ、新型コロナウイルス感染拡大からの回復やロシアとウクライナの衝突などの影響で、世界の再生可能エネルギー需要が「非常に強く」高まっており、中国はこの分野で「大変重要な役割を果たしている」と述べた。

 IEAが4月に発表した「持続可能な復興トラッカー」によると、世界各国の政府がアフターコロナ時代の持続可能な回復のために拠出した額は3月末時点で7100億ドル(1ドル=約127円)を超えた。ビロル氏は、ロシアとウクライナの衝突などの影響で、再生可能エネルギーの世界的な需要は今後も引き続き高まっていくとの予想を示した。

 ビロル氏は「再生可能エネルギーの成長の勢いは非常に強い。昨年から今年にかけて、特に太陽光発電の成長で、中国は大変重要な役割を果たしてきた。世界の増加分の6割は中国によるものだ。中国は太陽光、風力、水力、電気自動車(EV)の分野でも世界をリードしており、今では世界のEVの半分以上を中国製が占める」と語った。

 IEAは今月、コスト上昇やサプライチェーン(供給網)のボトルネックなどのマイナス要素に直面しながらも、世界の再生可能エネルギーの新規設備容量は今年再び記録を更新できると予想。中国や欧州連合(EU)、中南米の強力な政策支援の後押しを受け、再生可能エネルギーは今年に入ってから当初の予想を上回るペースで成長していると指摘した。

 世界経済フォーラムの年次総会は22日、スイスのダボスで開幕。地政学リスクや新型コロナのパンデミック(世界的大流行)、気候変動、世界経済のリスクの四大課題に焦点を当てている。会期は26日まで。