<レスリング>欧勝馬(千葉・日体大柏高レスリング部出身)が新十両に昇進

 

 日本相撲協会は5月25日に大相撲名古屋場所の番付編成会議を開き、モンゴルからの留学生として千葉・日体大柏高レスリング部で活躍した欧勝馬(25=本名プレブスレン・デルゲルバヤル)の新十両昇進を発表した。ブルガリア・レスリング界出身の鳴門親方(元大関琴欧洲)が2017年に部屋を創設して、初の関取(十両以上の力士)となる。

 欧勝馬はモンゴルから日体大柏高にレスリング留学し、最重量級で活躍。2016年の同校のインターハイ(学校対抗戦)初制覇に貢献するともに、両大会とも個人戦で優勝した。

 同期のインターハイ・チャンピオンには、乙黒拓斗(現自衛隊)、山口海輝(現日体大助手)、石黒隼士(現自衛隊)、須﨑優衣(現キッツ)、奥野春菜(現自衛隊)らがいる。乙黒がインターハイ3連覇を達成した大会。

 卒業後、日体大に進学して相撲に転向。学生横綱となり、大相撲へ進んで2021年九州場所で初土俵を踏んだ。

▲2016年インターハイ決勝で闘うデルゲルバヤル

▲2016年の男子インターハイ王者。前列左から稲葉海人、山口海輝、乙黒拓斗、梅林太朗、三輪優翔、石黒隼士、久保諒汰、プレブスレン・デルゲルバヤル

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