コロナ警報2週間延長 沖縄県は医療維持へ協力訴え

 玉城デニー知事は25日、沖縄県庁で会見を開き、新型コロナウイルスの医療体制を維持することなどを目的に27日~6月23日を「感染拡大を抑え、医療体制を守り、社会経済活動を継続する期間」とする対処方針を発表した。コロナ病床の使用率が高い本島や宮古圏域に13~26日まで発出していた「感染拡大警報」は6月9日まで延長する。同日、県は新たに2081人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 県内では未就学児や社会福祉施設内で感染が拡大しているほか、救急外来が逼迫(ひっぱく)している。玉城知事は医療体制を維持するため、家庭内で医薬品を備蓄することや、妊婦、基礎疾患のある人に感染を広げないよう県民に呼び掛けた。 
(嘉陽拓也)
【関連記事】
▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ最新情報
▼全施設の支援は「困難」 沖縄県、支援班の活動が限界に
▼一般外来の休止、6月6日まで延長 県立宮古病院
▼県立中部病院が救急搬送を一部制限 クラスター発生受け
▼沖縄コロナ拡大要因はゴールデンウイーク 政府の有識者会議で指摘
 

© 株式会社琉球新報社