引き揚げへ、作業開始 えい航中落下の観光船

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、専門業者「日本サルヴェージ」は26日、えい航中に水深182メートルの海底に落下した船体の引き揚げ作業を開始した。同日中に海面上までつり上げ、同社の作業船「海進(かいしん)」の左側面に「横抱き」と呼ばれる手法で固定。いかりを下ろせる浅い海域に移動し、クレーンで海進の上に載せる。

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