JAえちご上越・JAひすい 24年3月合併目指す 9月にも協議会発足

 JAえちご上越(本店・上越市藤巻)とJAひすい(本店・糸魚川市大町1)は、2024年3月1日の合併を目指し、9月にも具体的な諸条件を話し合う「合併協議会」を立ち上げる。えちご上越は27日、ひすいは28日に開く総代会で報告する。

 両JAの合併は、JA新潟中央会が18年の県大会で上越地区は1JAに再編する方針を決議して以降、議論が進められてきた。19年には両JAが合併を見据えた「研究会」を立ち上げ、合併によるメリットや必要性の整理、組合員への説明方法、新JAの給与や退職金などについて議論を深めてきた。

 えちご上越は上越市、妙高市を事業エリアとし、22年2月末時点の正組合員数は個人、法人合わせて1万6401。預金高は2288億円。JAひすいは糸魚川市を事業エリアとし、同月末時点の正組合員数は個人、法人合わせて2618。預金高は721億円。

 県内ではJA再編が相次いでいる。下越では新潟市の一部と燕市、弥彦村、五泉市、阿賀野市、阿賀町をエリアとしていた5JAが合併し「JA新潟かがやき」が発足。中越では長岡、柏崎など4JAが来年2月の合併を目指し、合併協議会で話し合いを進めている。

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