子育て支援プロジェクト開始 NPOと長崎市が協働 育児相談などイベント予定

田上市長に今後計画している社会貢献活動を説明する加藤代表取締役専務(右)=長崎市役所

 長崎市のNPO法人「Pleasure for all」(加藤友康理事長)は本年度、同市内の子育て支援センターと協働し、子どもや子育て世帯を応援する新たなプロジェクトを始める。育児に悩む家族が子育ての先輩に気軽に相談できるイベントなどを予定している。
 同法人は、伊王島町1丁目のリゾート施設「アイランドナガサキ」を運営するカトープレジャーグループが2020年8月に設立。難病の子どもとその家族を施設に招待したり、災害時に施設を避難所として開放したりするなど社会貢献活動を推進している。
 子育て支援プロジェクトの他、サッカーやラグビーなど地域少年スポーツ大会の開催、福祉施設利用者の施設招待なども計画。先月、保護犬を施設の看板犬として“入社”させるなど、保護犬・猫の命を守る取り組みも始めた。
 同法人は20日、観光客や地元住民が利用する伊王島内5カ所のカフェの収益金の一部100万円を、同市の「こども基金」に寄付。カトープレジャーグループの加藤宏明代表取締役専務兼グループCOOらが市役所で田上富久市長に手渡した。


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