長崎県企業の社長 平均年齢61.3歳 過去最高更新 帝国データバンク分析

 帝国データバンク福岡支店が24日発表した2021年の「九州・沖縄地区の社長分析」によると、社長の平均年齢は長崎県企業で61.3歳(前年比0.2歳上昇)、九州・沖縄で60.0歳(同0.1歳上昇)となり、いずれも確認できる1990年以降で最高齢を更新した。
 県別では本県が最も高く、次いで鹿児島60.6歳、佐賀60.5歳など。最も低かったのは沖縄の59.4歳だった。
 本県企業の業種別では、不動産64.2歳、卸売62.2歳、小売61.9歳-の順。年代別は「60歳代」が最多の31.47%、次に「70歳以上」26.49%で、60歳以上が6割近くを占めた。
 21年に社長が交代した本県企業の割合は3.87%、九州・沖縄全体では4.04%。依然として後継者難の企業が多い一方、大企業を中心にデジタル変革の進展に合わせて経営体制の若返りも進める動きがみられたという。
 九州・沖縄約9万5千社(本県約8千社)を対象に分析した。


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