映画「島守の塔」沖縄は8月5日公開 東京は7月22日から

 沖縄戦直前に着任した島田叡県知事と、荒井退造県警察部長らを題材に沖縄戦を描く映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)の製作委員会は26日、東京都内で7月22日に公開すると発表した。沖縄県内では8月5日から、桜坂劇場とユナイテッド・シネマPARCOCITY浦添で公開される。

 映画の撮影は新型コロナウイルスの影響で約1年8カ月休止され、今年3月末に完成した。島田県知事役を務める俳優の萩原聖人さんは「この作品で語られていることは僕自身も詳しくは知らない事が多かったです。どんなに時間が早く過ぎても決して忘れてはならない事が描かれた映画です」とPRした。

 荒井県警察部長役を務める村上淳さんは「この作品が伝えるべき“核”となるメッセージはスクリーンにあります。この作品に参加できたことを誇りに思います」と記した。

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