個性豊かなメンバーで全国大会出場を目指す 大分雄城台高校放送部

九州や全国の高校放送コンテストなど多く大会に出場している雄城台高校放送部。アナウンスや朗読をする「読み班」と、ドキュメンタリーやドラマを制作する「番組班」で編成。チームワークの良さが強みだと語るのは部長を務める赤星凜(3年)。「全員の得意なことや強みが違うので、それが集まって良い作品が生まれている」。顧問の阿部映真教諭は「今年は一人一人個性が強くユニークなメンバー。それは放送部にとって大事な要素だと感じている」と個性豊かな部員たちに期待を寄せる。

コンテストや大会に向けた毎日の活動の中で、読み班は筋トレを欠かさない。腹式呼吸でしっかりとした声を響かせるため体力づくりは必須だ。番組班は、テレビ・ラジオドキュメントとテレビ・ラジオドラマという4つの部門に出場するため、番組制作において日頃から多くの情報をキャッチし、気になったことを追求していく好奇心も大切になる。制作に関する企画、構成、そして取材も自分たちで行い、原稿をまとめる。副部長の甲斐紬希(3年)は「作品制作や原稿読みも、全員で楽しみながら活動できている」という。

コンテストや大会に向けて、それぞれの強みを集約する

コンテストや大会以外にも、学校行事におけるマイクなど音響関係の準備も放送部の大きな仕事。文化祭や体育祭だけでなく、最近では全校生徒が集まることが難しいため、リモート形式の生徒総会などの配信手配も部員が行い、学校行事の一端を担っている。

6月には「第69回NHK杯全国高校放送コンテスト」の県予選がある。来月に迫った大会へ向ける意気込みは並々ならぬものがある。「昨年は全国大会出場を決めたけど、コロナ禍の影響でリモート開催となった。準決勝まで進んだ先輩たちの思いを受けて頑張りたい」(赤星)。3年生にとっては最後の大会。持ち前の笑顔とチームワークで全国の舞台で輝く。

全国大会を目指す放送部

(塩月なつみ)

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