J2大宮、相馬直樹氏が新監督に 霜田正浩氏は解任「無念でならない」 相馬氏は28日の東京V戦から指揮

J2大宮、霜田監督を解任 相馬新監督の就任を発表

 大宮は26日、霜田正浩監督(55)を解任するとともに、相馬直樹氏(50)が新監督に就任すると発表した。昨年6月に就任した霜田監督はチームの攻撃を活性化させ、7勝10分け8敗と勝ち点を積み上げてJ2残留を果たした。

 継続的なチーム強化を託された今季は開幕から9試合勝利をつかめず、18試合を終えて4勝5分9敗で20位(26日現在)と低迷。25日の琉球戦は1―0で勝利したものの、このタイミングで監督交代となった。

 霜田監督はクラブを通じ「クラブの決断を真摯(しんし)に受け止め、サポーターの皆さまに心から感謝します。もっともっと勝利を、笑顔を届けたかったです。それができなかったことが無念でなりません」とコメントした。

 相馬新監督は鹿島などで主に左サイドバックとして活躍。2005年に現役を引退した後は川崎U―18(18歳以下)のコーチなどを務め、監督としては10年に当時JFLの町田、11年にJ1川崎、21年に同鹿島で指揮を執った経験を持つ。

 相馬新監督は「皆さまと一緒に笑顔を分かち合えるよう、全ての力を出し切りたいと思います」とクラブを通じてコメントした。28日の東京V戦より指揮を執る予定。

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