扇風機やエアコンは暑い夏を乗り切るために欠かせない冷房器具ですが、「長期間使用している扇風機のモーター部品が劣化し異常発熱から火花が出て火災が発生した」「長期間使用しているエアコン内部の部品に接触不良が生じ異常発熱から、出火し製品を焼損した」などの事故が全国で多数発生しています。
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電気製品を長期間使っていると、内部の部品が劣化して性能が低下します。劣化した部品は使用中に発熱するなどの異常が起こりやすいため、火災につながる恐れがあります。
特に、扇風機や換気扇、エアコン、全自動洗濯機などは注意が必要です。
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これらの製品には「製造年」「設計上の標準使用期間」「経年劣化についての注意喚起」の表示が義務付けられています。
電気製品の本体表示や取扱説明書をよく確認し、正しく安全に使うことが大切です。電源コードや家電製品の周囲もこまめに掃除し、異常がないかチェックしましょう。もし、異常な音や振動、においなどの変化があれば、すぐに使用を中止して、販売店やメーカーに相談しましょう。福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。