感染対策し「乾杯」 夏気分満喫 天満屋岡山店にビアガーデン

オープン初日のビアガーデンで乾杯する来場者

 岡山市内の主要施設のトップを切って26日、天満屋岡山店(同市北区表町)の屋上でビアガーデンがオープンした。新型コロナウイルス禍が続いており、今年も座席数を減らすなど安心して楽しめる場を準備。訪れた人はジョッキを手に夏気分を満喫していた。

 感染状況を見ながら実施を判断したため、開業はコロナ前の2019年より1カ月余り遅く、席数は半分の350席とした。料理はバイキング形式で提供し、ビニール手袋の着用を呼び掛けるほか、使用済みのトングは回収して消毒する。

 会場には唐揚げやチャーハン、焼きそば、たこ焼きなど料理約60種類と、ビールをはじめドリンク約50種類がずらり。この日はあいにくの雨となったが、訪れた人は屋根付きのテーブル席で飲食を楽しんだ。

 ゴルフ仲間と訪れた自営業の男性(36)=岡山市=は「外で風を感じながら飲むビールは格別」と笑顔を見せた。

 岡山県内では岡山高島屋(同本町)と天満屋倉敷店(倉敷市阿知)が27日にオープンするなど夏本番に向け各施設が順次営業を始める。

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